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2015中学受験生のために【012】 桜蔭の理科で真正「思考力」を考える②

☆トカゲの体温と気温の関係のグラフの提示のあと、犬の場合はどうだろうと、犬とトカゲの変化グラフを表現しているグラフを、次の中から選択する問題が問1。

Tokage2

☆これも桜蔭を受ける生徒は、すぐにできてしまうだろう。公立中高一貫校を合格する生徒の中には、詰めが甘い生徒もいるかもしれない。どういうことかというと、AとBの条件が提示されているから、そこも考えに入れるという見通しがきくかどうかということ。

☆ともあれ、変温動物と恒温動物の比較によるカテゴライズ(分類)ができているかどうか。これもこの問題だけの特性ではなく、事象や現象は、比較して分類するのは、思考の方法の常道である。ここをきっちりトレーニングする真正「思考力」プログラムが教育課程にはないのである。

☆イギリスのAレベルやSATのエッセイライティングでは、ここのトレーニングは、テーマにかかわりなく方法論として行われる。

☆そして、それができたら、言語を数理的にグラフに「置き換える」という思考を使う。ここも前回述べたように、テーマにかかわりなくトレーニングする必要がある。

☆桜蔭を受ける生徒は、この思考の過程をショートカットしてしまえるだろう。しかし、STAP細胞を発見するには、まさにこの思考過程をショートカットしてはいけないのだ。

☆そう、ここで明らかだろう。思考のショートカットは限られた時間の入試で得点をとるためのテクニックなのである。

☆科学的思考とは真逆である。理系にはいるためのテクニックなのか科学立国として世界に貢献するためのオーセンティック(真正)な「思考」の方法なのか、文科省の答えは、もちろん後者だろう。

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