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2015中学受験生のために【015】 桜蔭の理科で真正「思考力」を考える⑤

☆生物の問題は、次の問6と問7の問題で終了するが、なかなかおもしろい問題。

Tokage5

☆病原性の細菌を感染させたトカゲを34℃、40℃に保った飼育箱で1週間飼育した。このときのトカゲの生存率のグラフが、上記だが、40℃のときの結果はAとBのどちらか?

☆文章中に免疫と熱の関係が書いてあるからといって、単純にAとなるのかどうか?ちょっと条件不足ではないかと思うが・・・。むしろAのほうが40℃であることを先に示したうえで、なぜ生存率が高いのかその理由を記述させる方が「思考力」の有無がはっきりする。

☆問7は、おもしろいが、問5の中に解答があり、わざわざ記述にする必要性は感じないが、それはともかく、これも免疫と体温の関係。比較的自分の風邪の時の状態を思い浮かべれば、すぐに解ける。「比較」する「思考力」で行ける問題だが、その前に免疫と熱の「因果関係」を考えておく必要がある。

☆桜蔭の生物の問題は、素材はおもしろい。しかし、試験の時間などの制約のために、真正の「思考力」を問う形にはなっていない。もちろん、桜蔭の入試問題のコンセプトは、受験生のレベルに対応させているから、思考のショートカットを見越してつくっている。

☆選抜試験としては伝統的にそういう方法だから、よいのだが、できれば、入試問題は、解くことで選抜される機会というより、発見があり、さらに賢くなるような機会として活用されないものだろうか。

☆そのほうが、受験勉強の機会損失にはならないだろう。自己肯定感が損なわれない方がよいということなのである。あるいは受験勉強がエンパワーにつながるような問いかけが理想である。

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