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明治・早稲田・慶応 入試時間繰り下げる 南岸低気圧の影響

☆昨日から荒れ狂っている南岸低気圧。明治大学農学部、早稲田大学法学部、慶応義塾大学法学部など、本日の大学入試は、2時間から3時間繰り下げて実施すると変更告知がサイトで公開されている。

Meiji

(明治のサイトから)

☆サイトを閲覧して感じたのは、やはり明治大学は、かなりグローバル路線に舵をきっているというのが伝わってきた。

☆英語の導入の件もそうであるが、なんといっても「総合数理学部」の開設である。

☆2025年には団塊の世代もいよいよ75歳になる。この10年の間に、日本の政治経済教育を支えてきた人々が表舞台からも舞台裏からも退き、今話題のソチ世代も社会で活躍しはじめる。

☆体育会系も一新され、数理データを活用するスポーツ科学系にどんどん変わっていく。

☆自然・社会・人間のミッシンクリンクを探し循環させていく、数理脳が活躍する時代。

☆2025年には、今の仕事も半分以上はなくなっていると予測されている。それに向かって、明治大学がシフトしていることは明らかである。

☆2月5日に文科省が発表していた国公立大の出願前年対比は、わずかに減少しているが、たとえば、大学受験動向のバロメータである東大の場合、文科類は 全体で5%ほど志願者が減少しているのに対し、理科類 は理科一類 、理科二類が 昨年の最終志願者数を上回った(河合塾による)。

☆どうも社会科学系は人気が低迷し始めたようだ。というのも、社会科学系のベースは、もともとは数学的思考だった。現在の社会学や哲学、建築デザインのベースになっているのは、19世紀末に一世を風靡した現代数学や世界観を関数概念で解き明かそうとしたカッシーラー、現象学を数理哲学で考えていったフッサールである。それが、いつの間にか、思想から数学的思考が見えなくなった。社会科学系の大学入試から数学が姿を消したからであろう。

☆京都学派を形成した西田幾太郎も、これからの哲学には言語的発想だけではなく、数理哲学も必要だと考え、東北大学から数理哲学をベースにしていた田辺元を招へいした。

☆だが、そのような流れがどこかでとだえた。戦後の大学入試の久しい間の文系理系という分別によってだと思う。

☆それがここにきて、スーパーグローバルハイスクールで、文理融合教育課程を作るようにという指示が文科省から出始めた。

☆来週月曜日に一般試験を実施する明治大学の総合数理学部は、数学と英語の入試。まさに数理と言語の脳力が試されるわけである。

☆山中氏や小保方氏は、万能細胞をデーターサイエンティスト的発想から発見していくわけだ。金融業だけがデーターサイエンティストの活躍の場所ではない。文理融合領域の拡大が今後10年のビジョンであることが、明治大学のビジョンをヒントに見通せるのではないか。

☆そして中学入試も、教科別試験以外に、英語や「思考力テスト」も加わり始めた。これは、大学や就活が文理融合領域に拡大することを見据えているからだ。

☆公立中高一貫校の適性検査は、ある意味思考力型テストであるが、まだまだ社会科学系の問題が多い。ところが、聖学院やかえつ有明、工学院の開発している「思考力テスト」は文理融合型で、数理思考ベースの問題になっている。

「21会 第1回思考力セミナー」で、さぁ、君も学びの達人!

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☆3月21日、「第1回21会思考力セミナー」で、「思考力テスト」の体験ができるが、そのテストをデザインしているリーダー本橋真紀子先生は聖学院の数学教師。しかし、英語の教師かと間違うほど、英語も堪能で、しかも多言語主義である。留学経験者であるからということもあるが、数理思考と言語学的素養が兼ね備わっている。IB(国際バアロレア)のハイレベルマスも研究。まさに2025年ビジョンにマッチした教師像である。

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☆もちろん、聖学院の教師には、本橋先生のようなロールモデルで満ちている。それゆえ、一般生のみならず帰国生や留学生にも人気がある。東大・京大レベルの海外大学進学者も輩出。時代は着実に変化している。

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