富士見丘 学びのワンダーランド(3)
☆あるプレゼンは、いきなりシルエット錯視の動画から始まった。ダンスをしている少女のシルエットが時計回りに見えたり、反時計回りに見えたりするシルエット。
☆聴く側は、今右脳を使っているのか左脳を使っているのか、つかみは上々。脳の仕組みのプレゼンに引き込まれていった。
☆エビングハウスの忘却曲線で、自分たちが復習を始めるのは、授業後どれくらいが、記憶を定着させるかという話は、参加者はみんな興味津々。
☆子どもの癌について調べてきた生徒は、入院した時の経験や自分たちが母親になったときのことを思って、調べたが、まだまだ解明されていないことが多く、そこを探求するために進路が拓けたという話にまでなった。
☆富士見丘の理科の授業は、実験、リサーチ、探求、プレゼンをベースに好奇心から探求へ歩んでいける道そのものの環境にしている。その中で、生徒が自分の才能や進路を切り拓いていくのであるが、実はそれにはもう一つ大事な基礎固めがある。
☆それはポートフォリオという発想。授業でトリガーとして流す動画も、見て終わりではなく、どういう動画だったのか記録と気づきを書き残していく。実験やリサーチペーパーも、とにかくレポート!レポート!の連続なのである。
☆科学者の卵がたくさん。と思って、そっち方面に進むのですかと尋ねたところ、私は高2になったら、理科は選択しないから、今のうちに頑張っておこうと思っているのですという生徒もいた。
☆科学の学びに打ち込むからといって、理系に必ずしも進むわけではない。いいじゃないか!
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