富士見丘 学びのワンダーランド(1)
☆ついこの間までの受験という日常は何だったのだろうか。自分の未来のために、子どもの未来のために、難関大学へ行くために、この学校でなくてはダメだ、受からなければ絶望だと思っていた。
☆しかし、なぜかふと迷い込んだ学校に、なぜもっと早く訪れなかったのだろうと思っている自分たちがそこにいる。
☆富士見丘も、訪れた保護者が口をそろえて、もっと早く来ていればよかったと思うそんな学校であるという。
☆朝礼で、放送室からライブが流れる日常。でもそんなのは普通の学校では非日常である。
☆留学から帰ってきたからと、ただいま!まずは簡単に向こうの様子をお知らせしますね。そしてこん貴重な経験を用意してくださった先生方に心から感謝いたします。高校は入試デイなので明日から1週間休みです。中学生のみなさんは、明日から実力テストがんばってください!と何気ないメッセージがテレビから流れる。各教室では、高校生いいなあ!ああ、わたしたちテストの勉強しなくては~!と明るく一日が始まる。
☆留学から帰ってきたから、朝校内テレビでメッセージを気楽に投げかけるなんていう日常は一般には異次元の世界であろう。
☆結果を出すためにひたすら子どもと二人三脚で走ってきたのに、その前に才能や能力を開発する環境を探す必要があったと保護者は気づいたという。
☆効果の教育から才能と意欲の教育へ。20世紀末シンガポールが、「考える学校 学ぶ国家(TSLN)」というビジョンで、21世紀型教育に大きく舵を切って久しいが、日本はずいぶんそこから立ち遅れてきた。
☆しかし、私立学校には富士見丘のようにシンガポールよりも先にグローバル教育を行ってきたところがある。同校のWILL入試に象徴されるように、意欲と意志を育てる学校、今やっと日本政府も文科省も、学ぶ国家になろうとしている。
☆この時期チャレンジし続けている受験生と保護者は異次元の学びのワンダーランドを垣間見るのである。
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