変わる都立高校入試問題 グループ作成問題始動
☆本日都立高校入試実施。日経新聞2014/2/24 9:37 によると、
東京都立高校の一般入試が24日、一斉に実施された。全日制173校では、3万1801人の募集に対し、4万7850人が応募。最終平均倍率は1.50倍と、6年連続で1.5倍以上の高倍率が続いている。合格発表は28日。
男子の倍率が2.99倍と、9年連続で最も高い日比谷高校(千代田区)には、午前7時20分すぎから、制服姿の受験生が緊張した面持ちで続々と到着。
☆今年注目されるのは、グループ作成による学力検査問題。
☆ 従来、15校の都立高等学校(全日制)において、入学者選抜の学力検査問題は各校で作成されてきたが、平成26年度入学者選抜から15校を三つのグループに分け、グループで共同作成することとになった。
☆日比谷、西は、スーパーグローバルハイスクールの申請をだし、なおかつ一都三県のトップ校合わせて6校と、私立学校に対抗して「更なるエリート校」をつくるために連携している。
☆今回もその作成方針や従来の自作問題から推察するに、問題も論述型の応用問題を多数出題してくるのだろう。
☆「思考力」問題を出題することは大歓迎だが、私立学校と対抗するというローカルルールでスーパーグローバルハイスクールを申請しているなりふり構わない、つまり学力格差を促進してしまう教育行政に舵を切っているのが気になる。
☆人類普遍牡原理などないのだという極端な法実証主義的考え方は、人間力育成の上で、問題がないわけではない。
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