アンケートご協力ありがとうございました。(了)
☆これについては、文化学園大学杉並の教頭青井先生にヒントを頂きました。すでにそれに基づいた評価表をつくり、グローバル教育の準備をされている。これによって、問いかける行為に7段階のレベル差があることに気づくわけです。
☆そして、子どもたちが思考力とか想像力とかが広がり豊かになるのは、教師と同様に高いレベルの問いを立ち上げることができることなのです。
☆ということは、その都度、教師も生徒も質問をつくり、その反応を瞬時に診るシステムが必要。自分の作った質問に対する反応をいかに分析・解釈、参加者とシェアするかが、エスノメソドロジーの感覚をトレーニングすることになります。
☆Honda発見体験などで使ってきた評価システムは、瞬時にデータが出るが、頻繁にできなかったし、質問の内容を変えることができませんでした。
☆それでは、ファシリテータやチューター、そして生徒自身のエスノメソドロジー的コミュニケーションの感覚が育てられないんですね。
☆そんなとき、アンケート作成無料ソフトをネット上で使えることを知った。そこで、実験してみたわけです。もちろん、有料版の一歩前であるから、十分には力を発揮できないかもしれないのですが、質問内容をその都度、変えられ瞬時にデータを集計し、参加者でシェアできるのです。
☆作成したアンケートのURLを今回のようにブログやfacebookに貼り付ければデータを収集するのは瞬間でOKです。
☆しかも、全員がPCやタブレットを持つ必要がない。1人ひとりの反応となるとまた別のを探さなければできませんが、クラス全体なら、各チームに一台あればよい。1人20秒もあれば、入力できるから、あっという間です。
☆何も質問を自分で作らなくても、選択肢問題をプリントで配って、番号だけ入力しするようにしていれば、データが集計できます。
☆その集計結果をどう解釈・分析するかが、メタ認知を育成することにもなりますね。
☆これは、ハーバード大学の物理のマズール教授のピアインストラクションの講義の研修に参加してヒントをもらいました。マズール教授はクリッカーで行っていましたが、クリッカを全員分持たせるには、これまたコストがかかります。
☆そこで、ネット上のアンケート作成ソフトを活用してみることにしました。今回、皆様にご協力いただき、
1)エスノメソドロジーをアンケートソフトで質問を作ることで、トレーニングできるという実感を持てた。
2)データをリアルタイムに集計し、参加者全員で誤答分析から意識分析、問いの分析などがシェアできるという実感が持てた。
3)しかも、私のようにサーチとワード、エクセル、パワポが使える程度のITスキルで活用ができるということも明らかになった。
☆もしも本当にコミュニケーションが大事であるなら、エスノメソドロジー的見識や問いの質を見抜く力がなければなりません。アンケートをその都度作成し、リアルタイムに集計し、そのデータ解釈をシェアできるようになれば、それは可能です。当然授業の質も向上するでしょう。
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