富士見丘 学びのワンダーランド(2)
☆それにしてもこの活気は何だろう。リケジョという言葉があるが、まさにと思っていると、長島先生いわく、高校は92科目の選択システムになっていて、マイシラバスを生徒が自分でつくるから、モチベーションの塊になっているのですよと。
☆しかも戸田先生によると、さらに三種類の実験の中から各チームが選択するから、なおさら「好奇心」に適合するのですと。
☆班やグループではなく「チーム」と呼ぶのはなぜか。戸田先生は、大学の研究室で、班やグループとは言いませんし、たとえば、iPS細胞の実験も何十ものチームに分かれて行います。
☆同じ実験もチームによって創意工夫が違うので、その違いが開発や発見には大切です。試行錯誤は、自分ひとりよりも多くのチームで行った方がよいわけです。
☆ですから、生徒たちも、実験のあとは、プレゼンをします。3種類の実験ですが、それぞれ複数チームで行っています。そのためプレゼンによって試行錯誤のプロセスが違いますから、つまり失敗の仕方が違いますから、それが科学的な思考のトレーニングになるのですねと。
☆実験の前に基礎知識の講義はなされており、生徒たちのイメージの仮説が設定されている。それを実験という体験を通して、リサーチ・議論・協調のプロセスを通して検証し、プレゼンする。
☆これって、スーパーグローバルハイスクールの申請要項にある「プロジェクト学習(PBL)」そのものではないか。しかもこのPBLによって、学ぶ意欲や意志がオープンマインドになっている。
☆そして、教師はファシリテータの役割を果たしていた。総合学習でも特別活動でもなく、授業そのものがプロジェクト型なのである。
☆リケジョはこの環境から出てくるというイメージが溢れ出た。
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