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アンケートご協力ありがとうございました。(3)

☆エスノメソドロジーは、どのようにトレーニングできるかというと、質問をつくり、その質問に対する反応から、そこに子どもたちの学びの様子とか、学びのスキルだとか、学びの意欲だとかを、偏差値的等級で測定するのではなく、それぞれの質を知ろうとするものです。もちろん、そこに権力関係も発見できるので、もしかしたらいじめなんかも察知できるかもしれません。

☆だからインタビューが巧みな質問者は、子どもたちの様子を多角的に知ることができるのです。これは学校だけではなく、市民生活でも同じです。ピーター・センゲの言うシステムシチズンのものの見方の1つの方法論かもしれません。

☆ところが、授業の中で、その都度、質問を投げかけ、その反応を即座に解釈できる教師は熟達者であり、団塊の世代が教師の職場から一斉にいなくなる昨今、若き教師がそれができるかというと、それは求める方がどうかしています。

☆では、若き教師が熟達者になるまで、温かく見守ろうということでよいのかというと、社会や世界の変化の激しさに、それでは間に合いません。

☆やはりイノベーションによって、脱技能のジャンプを果たさなくてはならない。そこで、タブレットだ、電子黒板だ、電子書籍だということになるわけです。

☆ところが、これがすべての教師にとってユーザーフレンドリーかというと、そうでもない。また、タブレットが今すぐに生徒全員に配布されるというわけでもありません。

☆そういうわけで、チームに一台のノートパソコンかタブレット型PC、あるいは可能ならスマホという少ない資源かつ低コストで、生徒に質問を投げかけ、瞬時に反応をデータ化でき、シェアし、生徒も教師も学習戦略を考えながら、思考や想像を広げていくことができないかというところに行きつたわけです。

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