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聖学院 同調圧力から解放される学び(2)

☆清水副校長は、開会宣言の中で、駒込は今は移転してしまっているがもともと理化学研究所があったサイエンスの拠点であり、芥川龍之介など作家が散策していた文学の森であり、六義園や旧古川庭園に代表される世界のエコ都市のモデルだった大名庭園の集積地でもあると説明された。

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☆つまり、リベラルアーツの学び舎聖学院に注がれるリソースを語ったのである。このことに気づくのは、実は清水先生の説明を聞いた時にではなく、美術の伊藤先生のワークショップを見学したときだった。なるほどここにつながるのかと。

☆伊藤先生の美術のワークショップは、絵の具をつくって、テンペラ画を描こうよというものだった。

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☆顔料と卵黄をまぜて700年前もの世界に立ち戻って、博物学的対話を交えながら絵具をつくっていくワークショップは、言うまでもなく、参加者の世界を一転させた。

☆ それはツールというものは消費経済の中にあるのではなく、もちろん卵や顔料はその中にあるが、ともかくも自分で創るものだという気づきである。

☆learning by makingは作品を創ることばかりが目を引くが、実はその水面下の道具を創る過程に、クリエイティビティの種があるのである。

☆したがって、その種の発見から思考しなければ、考えたなどということにならないのだ。

☆3時間のワークショップのうちの50%が絵具づくりの対話だった。作品はできあがるのだろうか、浅薄にもそう思っていたが、伊藤先生は、そこはびしっとなるように計算していますから大丈夫です。

☆それより、自然の生のリソースを自ら変容させるときの光学・化学の素養を感じてもらう方が大切ですよとニコッリ。

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☆もうおわかりだろう。清水先生の語る学びを教育を日本を変えるということは、ルネサンスと同義だったのである。

☆ルネサンスとは、ダ・ビンチに象徴される知のインターフェースである。駒込という地/知が、そうであるように。

☆ポアンカレ予想を解いたのは、グレゴリー・ペレルマンであるようだが、彼は物理学と微分数学のインターフェースでインスピレーションを得たようである。数学だけでは解けなかったし、物理だけでも解けなかったということだ。

☆顔料と卵黄のケミストリーには、まさにポアンカレ予想のヒントが横たわっているのである。

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