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2015中学受験生のために【027】  大学入試改革 「英語力」と「思考力」

☆dot. 3月2日(日)16時18分配信「大阪で高まる?英語熱 小6で中3程度の実力も〈AERA〉」によると、

英語の早期教育熱が高まっている。受験のためにも、今から英語力を高めておくのが得──。小学生以下の子を持つ教育熱心な保護者の間で、そんなムードになっている自治体もある。

 大阪府教育委員会は昨秋、現在の小学校6年が高校を受験する17年度から、英語の資格(外部検定)を府立高校の入試に活用することを明らかにした。たとえばTOEFLiBTで60点以上、英検なら準1級で満点に読み替える。また受験は従来通りに行われ、英検2級であれば100点満点で80点だが、この場合は80点より高得点を当日の試験で取れば、それが最終的な得点になる。

☆昨秋の話だから、新中1生の話。しかし、新6年生にも「英語力」の重要性が確実に問われるようになるのは必至。特に、英語の外部検定を、入学試験時の英語の試験の得点に読み替えていくというルールは、大阪だけの話でも、高校入試だけの話でもない。

☆読売新聞 3月2日(日)9時21分配信 によると、

大学入試センター試験に代わる「達成度テスト・発展レベル(仮称)」についての文部科学省の原案が分かった。高校3年の12月以降に5教科11科目程度で複数回実施するとしたほか、外国語では、例えば英語検定など民間試験の成績利用を検討する。導入は早くて5~6年後の見通し。文部科学相の諮問機関、中央教育審議会で原案を基に議論し3月末までに一定の方向性を出すが、教科の枠を超えた試験導入を求める声も強く、実施時期への異論も出るとみられる。

☆こちらは、大学入試改革の話であるが、導入は早くて5年~6年後とあるが、今の新6年生にかかわる話。大学入試でも「英語の外部検定を、入学試験時の英語の試験の得点に読み替えていくというルール」を適用していくという流れ。

☆どうやら、この流れは高校入試でも、大学入試でも本流になるだろう。もちろん、中学受験でも、帰国生入試や英語経験者入試という流れは徐々に大きくなる。6年後に控えた東京オリンピック・パラリンピックに向けて、都民全員の英語力をなんとかしたいと舛添知事も語っているほど、ムーブメントにならないはずはない。

☆それと、新6年生にかかわるもう一つの話は、「教科の枠を超えた試験導入」。5教科の試験にしても「試験問題は、知識より思考力や判断力などを測る内容を増やすとしている」(同記事)。

☆これは、「思考力」が、グローバル人材育成には必須であるという大前提があるから、回避することはできない。思考力問題とはどんな問題かというと、たとえば、英語では今年の次の東大の問題。

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☆この手の問題は、すでに早稲田の政経やSATのエッセイでも出題されている。英語力の問題もあるが、もしこれが国語で出題されれば、中学入試でも高校入試でも出題される。実際出題されている。

☆数学だと、たとえば今年の一橋の次のような問題。

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☆この問題は、素数の概念や性質を、整理して、「置き換え」ていけばできてしまう。中学入試や高校入試で出題されてもおかしくない。もちろん、こんなシンプルではなく、素数の前提条件を示さねば、多くの小学生や中学生には無理だろうが。

☆そう!この前提条件の配列の仕方で、小学生でも考えられるのである。もはやこれは教科の問題でも年齢の問題でもない。大学入試の場合は、解答にたどり着くために、自分で梯子をかけなければならないが、その梯子のかけたやつくりかたを知らないまま、知識を暗記して挑んでいるのが、高校生でもたいはんなのである。

☆重要な点は、この梯子のかけ方、つまり自分でプロセスをたどることができる真正の「思考力」なのである。

☆思考の梯子のかけ方を中学受験から学ぶことは、新6年生にとって7年後大きなアドバンテージとなる。

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