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2015中学受験生のために【038】 予備校海外大学受験対策が中高を変えるか

☆日本経済新聞2014/3/15 0:39 によると、

予備校など教育大手が海外大学の受験に対応した専門コースを相次いで開設する。駿台グループが4月に国内外の大学の併願コースを始めるほか、栄光ホールディングス(HD)は来年度中にも海外大の受験コースを設ける。グローバル人材を求める日本企業が増えるなか、教育各社は新たな市場の取り込みを急ぐ。生徒にとっては進路の選択肢が広がりそうだ。

これまでも海外の大学進学を目指す若者はいたが、国内大学の受験を落ちたために選ぶケースが多かった。最近では日本の大学を選ばずに海外の大学に直接進学したいという若者が増えている。都内の高校2年の男子生徒は「日本の大学は講義中心。討論形式の授業が主体の海外大学に魅力を感じる」と話す。

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☆要するに、予備校もグローバル市場で競争しなければという時代になったということ。

国内の学習塾・予備校市場は少子化の影響で9千億円と、ここ10年ほど頭打ちの状態が続いている。教育各社は留学専門塾などと組んで海外大の受験指導に乗り出し、今後期待される新たな収益源の獲得を目指す。

グローバル化を見据えて海外の難関大学へと進む若者は徐々に増えている。留学専門塾のIGSによると、米ハーバード大など米国の難関大に在籍する日本人学生は約200人。3年後には2倍まで増えるとみられる。海外の一般大学も含めれば海外志望の学生はさらに増えることが予想され、今後関連ビジネスが拡大する可能性もある。

☆これでは、東大よりさらに難関大学へチャレンジということで、受験競争の激化は変わらないではないか!というのは早合点である。

☆たとえば東大とハーバード大学では、目指して学ぶ方法が全く違う。東大の場合は、目指す基準は「偏差値」である。しかしハーバードは「プロセス評価」である。学びのポートフォリオがものをいう。

☆欧米では、相対的にすぎないかもしれないが、日本と違って大学進学への準備は、頭を使うことであり、教養を身につけることである。

☆日本の場合は、効率よく大量の知識を憶え、教養などには目もくれなくても合格すればそれでよいという風潮。

☆予備校が根本から変わる時代が到来したのである。さすがは茂木健一郎氏だ。このタイミングで偏差値をつくっている予備校を罵倒。しかし、予備校の方は、準備はできていますよと。

☆茂木さんにしてみれば、予備校を変革させたヒーローということになる。どちらもハッピーというわけだ。

☆がしかし、どうする中高ということになる。なぜなら、海外の大学は、文科省の設定した学習指導要領なんて関係ないのですから。

☆つまり、学習指導要領に関係ないことを支援するのは、一条校ではなく、予備校やインターナショナルスクールの方が、大得意。

☆これからの中高は、インターナショナルスクールや予備校の海外大学進学準備講座に相当するカリキュラムを持っていないとダメということを意味する。

☆2014年の学校選びは大いに変わるということなのである。

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