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2015中学受験生のために【058】 受験生の保護者が求める説明

☆中学受験生の保護者は、こんな質問もする。

「最近、〇〇学園のように、パワーポイントで作成したスライドを使用しながら発表したり、調べたり、議論したり、論文を書いたりしていますと説明する学校が増えましたが、どこまで考えさせてもらえるのですか?」

「語学研修のプログラムがあります。英語検定のスコアがこのぐらいですと説明する学校もあります。わかりやすいですが、ちゃんと英語で考えて、日常会話以上に、英語で海外の方と議論ができ、いっしょに問題解決をシェアできるまでになるかどうかはどうやったらわかるのでしょう。違いがわかる説明はされませんよね」

☆驚くべきディープな質問だし、私もそこま違いがはっきりわかるように本ブログで書いてはいない。他の受験情報メディアよりは、少しは突っ込んでいるかなと思うが、あくまで相対的で、このような質問に対応する表現を今後は心がけたい。

☆こんなすごい質問もあった。

「本間さんは、桐朋とか駒東とかサレジオ学院をどう思っているのですか?一般的にはススメられている学校だと思うのですが、今日の話でも触れなかったようですし、実はホンマノオト読んでいますが、取り上げられる回数が少ないというか・・・」

☆桐朋と駒東は私も好きな学校ですから、余計期待がかかって、不易流行の「流行」の部分もがんばって欲しいと思っているのだというのを、≪私学の系譜≫論から話してみたり。一見薀蓄語っているだけのようだけれど、そんな語りにも耳を傾けてくださる。本当に頭が下がる。

☆たしかにカトリック学校には、厳しいかもしれない。今のサレジオ学院を、サレジオ会創始者ドン・ボスコならどう感じるのだろうかとつい思ってしまう。

☆聖光のように、大学受験指導とカトリックの教えは矛盾しないと語るカトリック学校もあるから、それはそれでよいが、私はそういうカトリック学校は、カトリック学校ではなく、たんに進学校という理解でよいのだと思うと。

☆つまり、聖光とサレジオ学院と浅野は、偏差値と大学進学実績以外に本質は変わらない。であれば、儀式のない浅野の方がスッキリしているような気がするのだが・・・。本郷のように2月1日に入試日をシフトし、浅野らしさをアピールすればよいのにと思う。別に受験料の売り上げを気にしているわけではなないはずだろうし。

☆要するにカトリック学校をみる場合、ヴァチカン側に立ってみるのか、プロテスタント以前にプロテスタントだった托鉢修道会的発想でみてしまうのかの違い。だからボランティアや困窮者救済のために機能していた修道会がつくったカトリック学校が、その理念に反して何もしないのをみていると疑問に思ってしまうのかもしれない。

☆どの私立学校も、建学の精神を大切にするというパッションを持っているのに、どうしてカトリック学校だけ聖書を大切にしないのだろう。もちろん、聖園や栄光などは真正カトリック学校だと思っている。

☆プロテスタントの学校は、その点「バイブル」を大切にする学校が、カトリック学校に比べて相対的に多い。聖学院や女子学院はその代表例である。

☆学校は権威よりも子どもの成長を大切にするほうがよいと思うのは、あまりに単純すぎるだろうか。。。

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