« 2015中学受験生のために【065】 中央大学附属横浜もグローバル教育に参加か? | トップページ | 2015中学受験生のために【067】 本日女子校アンサンブル開催 »

2015中学受験生のために【066】 かえつ有明 今年も新機軸

☆かえつ有明は、改革の手綱を緩めることはない。この時代の激動を先回りして変化する教育改革こそがサバイブする要諦なのである。もちろん、それは逆説的なのだが、そのアクションこそが私学の魂の教育を守ることができるのである。

グッドスクールコミュニティによると、4月25日(金)、同校は塾説を開催。またも新機軸を打ち出した。

Kaetsu1

☆4年前に、海城が高校募集を停止し、その分を中学の帰国生入試に切り替えたが、かえつ有明は、そのころから既に帰国生入試を行っており、むしろ共学だが別学であるとか、サイエンス科という中学時期からIB型思考の感性を養うプログラム開発に着手。

☆中学から高校にシフトする段階で、才能を広げ、学習の方法を生徒が自ら学ぶ環境を作らねばならなかった。海城とは違い、中学に入学してきた段階では、生徒の学力差が歴然であり、このような差を縮めない限り、大学合格実績などでないからである。

☆そして、ようやく中学から高校に進む段に、学力の飛躍を可能にする学びの環境が整備されてきた。つまり、これは、中学の教育力は、いわゆる偏差値60以上の学校よりもあるということ。

☆この教育力への自信が、高校から優秀な生徒を、日比谷や西、開成に向かわせないで、かえつ有明に目を向けようという作戦。

Photo

☆それには、日比谷や西が積極的に行っている、つまり学習指導要領を逸脱する(東京都教育委員会が勧めている)IB型思考力を伸ばす進学環境がなければならない。

Photo_2

☆従来の国公立・早慶上智などの進学実績の指導は万全だが、東大・京大を含め世界ランキング100位以内の大学に進学するための指導は、また別格のものを開発しなければならない。

☆つまり、IB型思考なのだが、そのコンセプトは“Unlock the power of your knowledge”である。もちろん、この場合の“Knowledge”は“TOK=Theory of Knowledge”で意味するもので、知識という意味ではない。

Kaetsu4

☆すでに同校では、帰国生英語教育で積み上げたきたIBのTOKを一つのモデルとした、英語による対話型哲学授業を開発し終えている。あとはそれを他教科にも適用していけば可能なのである。 また、2020年までには、大学入試の文系理系の区別の壁が崩れることも見通して、教科横断型の新プログラムにも着手し始めているが、これはすでに「サイエンス科」で準備は整っている。

☆しかも、このためにイノベーティブティーチャー学会で中心的役割を果たしている実力者2人をリクルートした。マーケティング、アイデア、組織、人材、戦略プランにかけて 長けている嘉悦理事長・校長の面目躍如といった新機軸がまたも展開するのである。

☆この展開は大車輪のように大きく回転するダイナミズムを生み出すだろう。グッドスクールコミュニティサイトを運営している鈴木裕之氏(海外帰国生教育研究家:株式会社スタディエクステンション代表)は、この展開を継続取材をしていくということだ。今後も注目していきたい。

|

« 2015中学受験生のために【065】 中央大学附属横浜もグローバル教育に参加か? | トップページ | 2015中学受験生のために【067】 本日女子校アンサンブル開催 »

21世紀型教育」カテゴリの記事