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2015中学受験生のために【072】女子校アンサンブル 伝統校の良質教育の意味(4)

そんなことを考えていたら、三輪田学園のプレゼンになった。すてきな物語だった。

三輪田のネクストステージ、同質化と異質化というジレンマを解決するライフスキル教育を行うのだというのだから。なぜかキリスト教でない三輪田が、ポストプロテスタンティズムの時代を先取りしているではないか。

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20世紀型略奪資本主義の最後の抵抗が同質化・同調圧力の猛威を振るう。それに翻弄されないようなライフスキル。その向こうには、シェア資本主義経済社会を見ているのである。ここしばらく猛威を振るう同質化・同調圧力の中で勝ち組負け組を競うスキルとは全く違う。

アンサンブル校の中では、新しい伝統校ではないか。しかしながら、三輪田学園のルーツである陽明学の歴史的意義に関して無自覚であるから、理念の現代化がうまく伝わらない。どこか表層的な論理的スキルとかコミュニケーション能力の養成に聞こえてしまう。

校長自身は、コミュニケーション能力と言ったら身もふたもないが、と実は私たちは表層的ではないのですよということを伝えようとしているが、残念ながら対話はキャッチボールであるという20世紀型のメタファを使うことによって、結果的に表層的なイメージに立ち戻ってしまう。

しかし、1ついえることは、三輪田の校長は、かつての西校長のマインドを継承する聡明な論客である。久々に気持ちの良いプレゼンを聞くことができた。

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