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4・20首都圏模試会場の保護者会で(1)

☆首都圏模試センター、洗足学園の皆さま貴重なチャンスをいただき、ありがとうございました。そして私の拙いプレゼンを最後までお聴きいただき、良質の質問までしていただいた保護者の皆さま、ありがとうございました。今後のリサーチの大きな刺激となりました。お約束通り、ダイジェストと時間の都合で端折ってしまったところを本ブログで補足します。

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☆まず、東京インターナショナルやTEDxJapanの創設にかかわっているパトリック・ニューウェル氏の21世紀型学習のYoutubeのサワリを見て頂きました。多くの学校関係者、文科省のメンバーが世界を視察してイメージしているグローバル教育のモデルが映し出されているからです。

☆そして、2015年の中学入試の情報の5つの注目すべきトピックをお話ししました。

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1)海城型の進路教育をする学校が注目される。

国内難解大学進路指導とグローバル大学進学指導の二本立て。開成はすでに今年ハーバード大学やプリンストン大学、エール大学、リトルスリーの1つのリベラルアーツ大学などの合格者を出しています。

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2)本郷型の進路教育をする学校もまだまだ注目される。

国内難関大学進路指導に集中するスタイル。浅野とは違い、2月1日に入試日をシフトするリスクテークができる自信を持っている学校として今年注目を浴びたのではないでしょうか。

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3)聖学院型の進路教育をする学校が注目される時代がやってきた。

2本立てでなく、1本の柱であるグローバル教育の結果、合格実績が伸びてきたエポックメイキングなタイプ。グローバル教育をやっても大学合格実績がでないよと一笑に付されてきた人間力やコミットメントを軽視する進学重視教育の日本の風潮をはねのける流れを作るのではないでしょうか。

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4)女子学院に象徴されるように、2015年2月1日は日曜日。サンデーショックの情報をキャッチ。首都圏模試センターのサイトが役に立ちます。

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5-1)新しい共学校が誕生します。会場では具体的にお話ししましたが、まだ私のサイトでの公開は控えますね。その学校がサイトで発信してから、もう少し詳しくリサーチして発信します。ともかく、2015年は開智の理事長が東京の学校の校長に就任するなど革命的動向に注目です。

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5-2)開成の高校入試、世帯年収400万円以下は学費を支援。

日比谷や西の受験生は、高校の学費は無償です。それに対応する開成の作戦。東大合格者200名を基盤にして、その上に今年のような海外大学合格者も輩出しようという、海城型の進路教育に突き進むのでしょう。

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5-3)私立学校の経営手腕が問われる。

私学経営は、なんといっても運営資金の調達手腕。5つのタイプがあるでしょう。一般的には、創設者が私財を投入しますから、限界があります。学費と補助金が基本的運営資金です。今回の開成のように思い切ったことができるのは、同窓力が強いからできるのです。

海陽のように、大企業が支援する場合は、円高にでもなれば、全員の学費を支援できるほど強力です。会場では、海陽学園の夜の学校である寮制度のグローバル教育(イギリスのパブリックスクールや米国のプレップスクール以上の教育)の充実についてお話ししました。東芝の新ヘッドコーチ富岡鉄平氏を育てた教師をハウスマスター(寮長)としてスカウトしている海陽のリクルート力はさすがです。

開智のように埼玉、茨城、今回の東京進出のように、多くの学校を持っていると、思い切った教育のための資金調達が可能です。

軽井沢インターナショナルスクールのように、グローバル企業からの支援を集める経営手腕は、脱日本の教育のモデルです。

明治大学や早稲田大学のように、付属中高と大学の接続を可能にする柔軟な大学法人であれば、思い切ったグローバル教育も可能になるでしょう。大学がジョイントディグリーを広げて行けば、付属中高のグローバル教育は一気呵成に進みます。

☆こうしてみると、グローバルな動きが中学入試にもリンクしていることがわかります。特に2018年の大学入試改革の動きは、入試とグローバルな動きの連動をますます加速します。

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☆2105年中学入試に向けて夏までに、以下のようなニュースが話題になるでしょうから、そこまではアンテナを張っておきましょう。それ以降は、2016年中学入試に影響しますが、2015年には直接影響しません。夏以降は、情報に翻弄されずに、子どもたちが集中して学べる環境作りをしましょう。

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☆グローバル教育やSGHの動きは、授業改革の動きでもあります。講義型からプロジェクト型にシフトします。20世紀型教育をやっている学校は、経営陣のリーダーシップが弱いので、現場の教師が、いまあるリソースでなんとか教育の質を維持しようとしている学内の様子が投影されているという見方もできます。

☆21世紀型教育に挑戦するには、教育の中身やカリキュラムイノベーションに対し強力なリーダーシップを発揮しなければなりませんが、その前提として経営手腕がなければ新しい動きをつくることはできないという見方もできます。

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☆父親は経営やマネジメントの質の側面から、母親は教師と生徒、生徒と生徒の人間関係の質の側面から情報を集め、それを家族会議で話し合う材料として活用する時代がやってきたのかもしれません。

☆もちろん、会社を経営していたり、コンサルティング会社で活躍されているお母さんもいますから、両側面の情報を一度に収集することも可能ですから、父親母親役割分担が必須なわけではありません。

☆ともかく、グローバル教育の時代は、多様な角度から情報収集することが肝要です。

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