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高学歴志向から高知識経験志向へ

☆産経新聞 5月1日(木)20時55分配信 によると、

日本生命保険が契約者を対象に実施した「こどもの日・こどもの習い事」についてのアンケートによると、こども1人にかける1カ月あたりの習い事の費用が「昨年より増えた」という回答が全体の35.1%と、「減った」の6.1%を大幅に上回った。消費増税後に家計の支出を切り詰めるなかでも、教育費を増やす傾向が鮮明になった。

☆タイトルは≪高学歴志向鮮明に…子供の習い事費用、35.1%が「増えた」≫。

☆高学歴志向ということに間違いはないが、高学歴というシグナル論はなんら役に立たない時代。新しいイノベーション知識をどれだけゲットし、使いこなせるかがポイントで、そうなると大学院は幾つもでなければならなくなるから、必然的に高学歴になるだけ。

☆米国は、各州共通基礎スタンダード(Common Core State Standards:CCSS)をつくり、大学・大学院まで高知識の経験値をゲットした若者は、就活難を免れる明快な基準を創ろうとしている。こうなると、必然的に高学歴化する。

☆文科省も、自ら率先して英語で会議を行うようだ。よいかどうかわからないが、今のところ言語のイノベーションのひとつとして、英語がある。専門的な領域での英語力。あとはプログラミングというエンジニアリングの経験値のあるデータ-サイエンティスト。

☆いつの世も変わらないのはグローバルな地平で効果的組織化ができるリーダーシップのスキル。

☆これらは、言語、数学、哲学といったリベラルアーツがベース。高校までに、リベラルアーツを経て、大学で専門領域の言語能力、ICTを駆使したデータ-サイエンススキル、グローバルリーダーシップの体得。

☆今までのように独学でもなんとかなるという知識領域ではなさそうである。

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