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2015中学受験生のために【103】 八雲学園 21世紀型教育へ大きく飛翔(1)

☆今から18年前の1996年に八雲学園は中学を再開した。このころ鴎友学園女子に次いで、洗足学園が、中学受験市場で急激に人気を浴び、今日の基盤を築いていた。

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☆鴎友学園女子は創造性をキーワードに教育の質を整えた。洗足学園は国際理解教育をテコに時代のニーズに対応した。

☆そして、その姿をリサーチしていた八雲学園は、その両方の深層に着目した。それは教師と生徒の「対話」である。この「対話」を、異文化、異質の考え方を持っている人々や価値観が違う人々にも適用することはいかにしたら可能か、本物教育から取り組む覚悟を決めた。

☆対話は、しかしたんに論理的なものでなかったし、たんに気持ちの問題でもなかったが、コミュニケーションは大切だと言いながら、鴎友学園女子でも洗足学園でも、コミュニケーションや対話の本質までせまる議論はされなかった。あくまで、教育の実践のなかでたまたま成功したにすぎなかった。

☆幸運にも条件がそろったわけである。だから、鴎友学園女子でも洗足学園でもなく他の学園でもよかったのであるが、中学受験業界や教育産業との出会いが、そうさせた。簡単に言うと受験市場のマーケティングが上手かったのである。

☆八雲学園も、中学開設にあたり、中学受験市場のマーケティングを行った。しかし、鴎友学園女子や洗足学園のように優勝劣敗、偏差値競争の市場に合わせることはなかった。

☆もちろん、背を向けるようなことはしない。そうではなく、包み込む大きな市場、優勝劣敗競争ではなく、教育の質の競争にこだわった。あくまで教育の総合力で勝負し、結果的に受験市場に支持されるという戦略をとり、今もとり続けている。

☆その心意気が通じた学校は、米国カリフォルニア州にある超有名プレップスクール(私立学校で、ハーバード大学やスタンフォード大学に多数進学する)「ケイトスクール」だった。

☆ケイトスクールはリベラつアーツ的なベースの教育、つまり八雲学園のような総合的な教育力が認められ、ハーバード大学やスタンフォード大学が、そのような教育で学んできた体験を重視して進学させるわけだ。

☆日本の大学はまだそうなっていないが、八雲学園の近藤校長は、時代というものは、いつも本物を求めるから、再びそのときが必ず来るという信念を全教員と共有し、質の高い本物教育づくりに一心不乱に取り組んだ。

☆中学再会と同時に、「ケイトスクール」との姉妹校交流が始まったわけであるが、このとき、「ウェルカムの精神」に基づいた「対話」のシステムが展開しはじめたのである。

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