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日本の教育を変える中高 開智日本橋と三田国際(1)

☆本日午前中、アルカディア市ヶ谷で、「平成27年度共学化・校名変更に関する『報道関係者対象説明会』が行われた。共学化・校名変更するのは、戸板と日本橋女学館。それぞれ、「三田国際学園中学校・高等学校」「開智日本橋学園中学校」となる。開智日本橋は、順次高校も。まずは中学からということ。

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☆詳細については、報道関係者がそれぞれ報告するだろうし、明日11日(水)両校は、それぞれ塾説を開催するから、そちらで聴いてほしい。

☆マーケット的に最大の共通点は、またもマーケットをゆさぶる学校が登場したということなのだ。すでにグローバル教育という言葉は、受験市場は無視できないところにまで至った。

☆フリーズした中学受援市場は、開成を持ち上げて、なんとか活性化しよとした。すると、その開成が自ら、ハーバード大学を推奨するようになった。グローバル教育でも、まずは知識は大事だよね、アクティブラーニングだなんて言っていてはダメだよ、しっかり教え込まなきゃと言ってもらいたかったのに、柳澤校長は、ハーバード流儀の教育は一方通行ではないと、自らサンデル教授よろしく対話型の授業をNHKに収録までさせてしまった。

☆これはたいへんだと、男子校フェアでは、麻布、開成、武蔵の御三家3校長のパネルディスカッションを仕組んだ。コーディネータは本郷の北原校長。

☆極力グローバル教育という言葉を使わないで、平易に司会は進んだ。しかし、そのおかげで、あるいはそのせいで、グローバル教育のベースが露わになった。柳澤校長は教えこんだらダメだ、広い放牧に自由にはなち、縁の崖から転落しそうになるまで見守っていなくてはと。なんてグローバルなのだろう。

☆武蔵の校長梶取先生は、まだまだ自由にって言ったって、見えないレールの上を走っているんだから、そのレールごと外さなければと。なんてグローバルなんだろう。

☆麻布の平校長は、もっとも自由な男子校なのに、自由だからこそ歴史のパースペクティブをみることができる。男子は時代に遅れている。新しい時代の男子像を描く自由、それは共感する感性とロジックだと。なんてグローバルの最先端なのだろう。

☆本郷の北原校長は、すべてを投げ捨てて、3校長の話に魅了され、これこそ男子校の真骨頂だと興奮した。中学受験市場のタガが音を立てて崩れた瞬間だった。本郷もグローバル路線に飛ばざるを得ないだろう。

☆そこへ、開智日本橋と三田国際が颯爽と登場した。私立学校の革新的経営の成功者として名高い青木徹理事長と大橋清貫学園長である。

☆御三家の校長がそうはいっても東大合格者の数に依存し、グローバル教育の理念を学内に形にして徹底していないのも否めないところであるのに、お2人は、一気呵成に学内全体にリフォメーションを巻き起こした。

☆青木先生は、すでに本家開智で実績をあげているから、すべての条件がそろってからでなくても、出来るところから大胆に変えるという機動力を見せつけた。2か月で共学化・校名変更をやってのけたのだから。

☆大橋学園長は、1年間先生方と一致団結してプランを練りに練った。それでも1年で学園全体を動かした。

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☆しかし、いずれにして強力なトップダウンだけではない何かの力が加わった。それはトップダウンを軽やかに受け柔軟に現実化する現場力の強さである。

☆たとえば、三田国際の広報部長今井先生と開智日本橋の副校長宗像先生の共通点は、スマイル、ポジティブ、労を惜しまない、そしてICTに長けている。21世紀型教育のマインドの権化である。そして何より、トップと現場の優れた媒介者である。

☆媒介者こそ欧米リベラルアーツの根底にある対話術である弁証法の要である。

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