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New評価システムの時代が学校にやってきた

☆日本経済新聞 2014/6/5 0:15 によると、

内田洋行は小中学校9年間、児童・生徒の成長を記録する学校向けシステムを開発した。各児童・生徒の個人ページに出欠や成績、校内での様子などを書き込む。担任以外の教員も日々の生活態度などを記入でき、複数の教員によるきめ細かな指導につながる。各自治体の教育委員会を通じて導入を進め、3年後に全国100自治体の小中学校での採用を目指す。

☆ICT機器やインフラを学校にサポートしているカンパニーが動き出した。「小中学校9年間、児童・生徒の成長を記録する学校向けシステムを開発」ということは、要は子どもたちの学びの体験のログをとるということ。

☆記事にもあるように、「蓄積したデータをもとに遅刻が多い曜日などの傾向を調べ、指導に役立てることができる。出席簿や通知表の作成など、教職員の作業効率を改善する機能も備える」ことができるのだが、これは教師がデーターサイエンティストになるという教師の変容も示唆している。

☆いわゆる21世紀型スキルが本格的に浸透する予兆である。

☆もちろん、何のログをとるかというのが大切で、記事を読む限り、今のところ生活指導的なデータのようだ。

☆基本的生活習慣を豊かにすることは学びの前提であるから、まずはここから出発するのだろうが、2015年以降から動き始め、2018年には本格実施となるだろうグローバル学習指導要領に合わせて、

「21世紀型学びの評価のログ(成長の軌跡)」

☆がとられるようになるだろう。これはまた世界各国のグローバル教育の潮流であり、日本の現状のサマティブアセスメント(従来の五段階評価や偏差値評価)はまったく世界から遅れているというか取り残されている。

☆もちろん、これには理由がある。なんでもかんでもサマティブがダメだというわけではない。サマティブができるということは、量的経済の繁栄があったということ。今後もこれが可能なら、サマティブでよい。

☆しかし、どうも質的経済成長に向かうしかないような気配である。しかも、その質は、世界各国と政治経済文化、環境などあらゆる関係総体によって規定される。

☆したがって、世界各国が共通コア基準を使って、フォーマティブアセスメントかもっと新しい評価基準を形成しているから、日本も早急に準備をして、日本の高校の学びの体験の軌跡を世界各国の大学に適用できるように転換する必要がある。

☆その理由は、今更言うまでもないが、グローバル人材やリーダーを育成するためというのもあるが、異文化交流は、学びの共通性ができないと、支配被支配の関係が生まれてしまうからである。

☆20世紀末より、国際競争力のコアは、軍事力→経済力→知力というパラダイムシフトが起きて久しいわけだが、この知力で均衡が崩れるとそうなるわけだ。

☆それに内田洋行が動き出したということは、すでにマイクロソフトやインテル、グーグルなどなど欧米のIT企業は大いに動いているということを示唆している。知力が国際競争力のコアである時代が21世紀なのである。

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