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2015中学受験生のために【112】 土浦日本大学中等教育学校の授業

☆毎号楽しみにしている「つちにちレターvol.4」が届いた。テーマは「目指せ授業の達人」。やはり、来春は、どこの学校も「授業の質」で競り合うことになるのだと確信した。

☆というのも、私立学校は、大学合格実績の競り合いだけでは、本当のところ教育の質が明快でなくなっているからである。まして、グローバル教育花盛りの今日、日本の大学は相対的にその価値が希薄になっていることも否めない。

☆そうなってくると、つちにちレターの編集長、土浦日本大学中等教育学校副教頭堀切先生の次の言説が重要になってくる。

まず板書をノートに書き写すだけ、必死に眠気と戦いながら先生の講義を聞 こうとするだけで時間が過ぎていくような授業は、それこそ時間の無駄ですね。

私たちが授業で大事にしているのは、子供たちに如何に頭を使わせるか
...考えさせるかです。楽しく分かりやすく、そしてためになる、そんな活気のある授業を目指しています。

☆自立だ、問題解決能力だ、プレゼンだ、クリエイティビティだと世は喧しいが、大前提はどこまでも限界を超えて考えるリスクテイカーであることなのだ。同校の授業はそこに焦点をあてている。そして、大変重要なコメントが書き込まれていた。

授業をやる人間・・・先生にはどんな資質が必要なのでしょうか?
いろいろあると思うのですが、本校で課していることは中1から高3の6年間にわたって子供の学力の伸びを見渡せる力です。究極は外部模試の偏差値を頼らずに自分たちのスケールで東大をはじめとする希望の大学へ中2ではここを高1ではここを子供に応じて指導する力です。そして、常にアカデミックな学習環境を提供できる指導者です。

☆さりげなく書かかれているが、ここにはIB(国際バカロレア)や21世紀スキルの各グループが、大切にしている柱がはいっている。特に「究極は外部模試の偏差値を頼らずに自分たちのスケールで東大をはじめとする希望の大学へ中2ではここを高1ではここを子供に応じて指導する力です」というセンテンスには、偏差値に変わる新しい指標を目指していることがすぐわかるのだが、各学年や子どもの状況に応じて指導するとは、IB的なルーブリック型評価をするということだろう。

☆このルーブリック評価をするには、授業がアクティブでインタラクティブでクリエイティブでなければならないし、ヴィゴツキーの「最近接発達領域」とブルームの「タキソノミー」の概念がアレンジされている必要がある。

☆世界標準のCEFRやPISA、そしてIBでは、この2つの要素がアレンジされて埋め込まれている。

☆土浦日本大学中等教育学校の教育がいかに世界標準であるかを示唆する堀切先生のパースペクティブである。

☆なお、土浦日本大学中等教育学校の授業の達人として物理の授業が紹介されている。

参照)俺の物理

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