首都模試仕掛ける 21世紀型教育市場創出(6)
☆今まで私学は、塾に受験生が集積しているから、そこに広報活動を集中させてきた。しかし、中学受験ピーク時の20世紀末に比べ、塾の教室のサイズは、3分の1になっている。
☆これは受験生が3分の1になったということではなく、塾の教室が競争激化で増えたから、一教室あたりの規模がダウンサイジングしたのである。それはファーストフードやコンビニと同じ傾向であるが、違うのは、お客さんのパイが、後者に比べ、中学受験塾は圧倒的に少ないのである。
☆塾の事情はともかく、同じ受験生の数に広報活動しようとすると、3倍の数の塾を回らなければならないということである。
☆効率よく回るには、かつてであれば大手塾を回っていればよかったが、そこ自体が規模が縮小している。
☆そこで、生徒募集イノベーションを起こしましょうという提案が北氏。塾回りというB2Bもやらなければならないけれど、B2Cに徐々にシフトしましょうよと。
☆21世紀型教育は、グローバリゼーションの影響化で生まれてきた。私学は教育と経営の両輪で成立する。教育だけが21世紀型ではなく、経営も21世紀型になりましょうということ。
☆そこで、経営の21世紀型ソリューションが提言されたわけだ。オンディマンドプリントによるグッズもその1つ。
☆首都圏模試の成績表の帳票に、ダイレクトに各学校のメッセージを贈りませんかという提案だ。
☆グローバリゼーションは、超国家化、越境化、個人化である。だからB2Cマーケティングなのだが、それに拍車をかけるのは、ICT。首都圏模試と各学校がコラボして、直接ダイレクトに受験生にメッセージを伝えるというのは、まさにそれではないか。
☆かくして、かりに教育がまだ21世紀型教育志向のカリキュラムイノベーションが途上であっても、21世紀型経営イノベーションを起こせば、教育の方も21世紀型にシフトするだろう。
☆従来、模擬試験は、今ある受験市場の反復でしかなかったのだが、首都圏模試はネットワークをノットワークに変質させ新市場を創出する大胆な発想を仕掛けているということではないか!21世紀型教育市場の大きな網(ノットワーク)を仕掛けたのである。
☆今そんなことを考えていたら、三田国際の今井先生から次のよなメールが届いた。
本間先生、昨夜アップの首都模試の記事に本校を上げて頂きありがとうございます。早速に本校HPに記事を上げてリンクを張りました。
さらに多くの方に知ってもらい、子供たちに明るい未来を、新しい社会を託したいと思います。
夕べも、理科川口、数学菅原両先生とセミナーの話から盛り上がり、もっともっと我々も学ばねば!と気合が入りました。
☆この簡明なメッセージに、実に21世紀型経営(サイトの高更新率)と21世紀型教育(川口先生、菅原先生というカリキュラムイノベーターの高モチベーション)の2つの論理が見事にダイナミックに交差しているのがわかる。
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