首都模試仕掛ける 21世紀型教育市場創出(5)
☆21世紀型教育のパラダイムについては共立女子の渡辺校長が書いているので、そちらを参照して欲しいと紹介した。
☆さて、21世紀型教育を取り巻く環境についてだが、上記の図は「教育/経済」の関係になっている。そして、21世紀型経済や仕事は、21世紀型パラダイム、つまりICTというイノベーションが超国家化×個人化を支えているので、横断的で学際的でネトワーク化が進んで、ダイレクトに個人にグローバルな情報・かね・ひと・ものが流れ込んできているという。
☆だから、マーケティングもB2BだけではなくB2Cになってくるのだと。この観点は、首都圏模試の北さんも、富士ゼロックスの小林さんも共通だし、だからこそ今回の1人ひとりのブランディングをサポートするグッズが用意されたのである。
☆そして、このブランディングサポートのためには、コーディングやカテゴライズしたデータベースが必要。それは21世紀型教育のカリキュラムイノベーションでも同様で、「最近接発達領域」「思考のタキソノミー」がコーディングされることによって、1人ひとりの成長に対応できるようになる。
☆ところが、この話をできないで、スピーチが終わってしまうという失敗をしてしまったために、北さんから、「21世紀型教育は画一的ではないかとか、生徒1人ひとりの成長をどのようにとらえているのか知りたい」というような質問がありましたよと連絡がはいった。
☆21世紀型教育の心臓部というかブレインは、タキソノミーと最近接領域の活性化度の関係総体なので、画一的ではなく、学校の設定の仕方と生徒1人ひとりの状況によって、多様で、むしろB2Cよろしく学びのオンディマンド対応になっている。
☆この話は実際には、ワークショップによって伝えるしか効果的ではないので、今後の首都圏模試センターの斬新かつソフトパワーあふれる企画に期待したい。
☆そんな中途半端なスピーチであったにもかかわらず、山脇の入試広報室長の西川先生と逗子開成の広報部長の片山先生、入試委員長の小西先生が話しかけてくれた。
☆両校とも、21世紀型教育に相当する教育を行ってきているから、謙虚にも自信を目の奥に輝かせていた。その眼光に両校とも21世紀型教育市場を形成するメンバーであることを確信した。
☆大妻中野の入試広報部の諸橋先生は、B2Cというマーケティングに敏感に反応し、大妻グループ4校でがんばりますと意思表明された。そのアグレッシブな姿勢に、4校を引っ張っていくのが大妻中野ですよというメッセージを読み取った。
☆湘南学園の山田校長は、中途半端に終わってしまった、21世紀型教育の本質(上記の図表)について、湘南学園も検討し、研究しているというお話しだった。本質をいかに現場に浸透させるかというパースペックティブの話なのだろうと思った。この本質主義とイノベーションへの着想が、昨今の同校の人気急上昇に関係しているのだろうと推察する。
☆やはり21世紀型教育のパースペクティブあh、人気が高まるのである。
☆山手学院の椎名教頭と二見教頭は、会終了後すぐに振り返りの対話をしていた。今回体得したB2Cのグッズやダイレクトマーケティングの手法をどのように現場に適用できるのかという俊敏な動きだったのだと想像する。
☆それにしても文華女子の校長補佐梅田先生のことばにはいつもながら勇気を与えられる。会うたびに励まされる。ポジティブシンキングでエールをおくっていただく。この場をかりて、感謝申し上げる。
| 固定リンク
「セミナー」カテゴリの記事
- 首都模試仕掛ける 21世紀型教育市場創出(了)(2014.07.27)
- 首都模試仕掛ける 21世紀型教育市場創出(7)(2014.07.27)
- 首都模試仕掛ける 21世紀型教育市場創出(6)(2014.07.26)
- 首都模試仕掛ける 21世紀型教育市場創出(5)(2014.07.25)
- 首都模試仕掛ける 21世紀型教育市場創出(4)(2014.07.25)
最近のコメント