« 7・6首都圏模試保護者会でin 東京女子学園(4) | トップページ | 2015中学受験生のために【112】 土浦日本大学中等教育学校の授業 »

7・6首都圏模試保護者会でin 東京女子学園(了)

☆C1英語に触れたときに少し紹介したCEFR。NHK英語講座はこのCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)という言語能力の世界標準に従って、講座を創っているので、知っている保護者も多いかと思ったが、実際はまだそれほど認知されていなかった。

Photo_7
(CEFRは欧州評議会によって作成されている)

☆NHKのサイトで、言語能力を次のようにA1A2B1B2C1C2というレベルに分けて簡単に説明している。

C2:ほぼすべての話題を容易に理解し、その内容を論理的に再構成して、ごく細かいニュアンスまで表現できる

C1:広範で複雑な話題を理解して、目的に合った適切な言葉を使い、論理的な主張や議論を組み立てることができる

B2:社会生活での幅広い話題について自然に会話ができ、明確かつ詳細に自分の意見を表現できる

B1:社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を簡単に説明できる

A2:日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができる

A1:日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやりとりができる

☆スーパーグローバルハイスクールでもB1B2レベルまで修得すればよいことになっている。しかし、これでは、グローバル人材としては不足である。

☆21世紀型カリキュラムイノベーションではC1まで習得できる英語の授業が開発されている。

☆たいていの英語科の先生は、日本の学校でC1ましてC2は無理だと言うだろう。それは、しかし、英語の話である。

☆CEFRが欧州評議会で創られているということは、言語=思考である。言語の限界が思考の世界の限界であるというのは、ヨーロッパ的な発想ではある。

☆いずれにしても、CEFRは英語だけの基準ではない。スペイン語もフランス語もドイツ語も、そして日本語にも適用される。

☆A1~B2までは、言語はコミュニケーションのツールではある。しかし、C1以降は言語は思考の翼ということになる。欧州評議会は人権問題にも深くかかわっているから、C1以上を教えないというのは、大問題である。思考の自由、言論の自由を奪うことであるから、

☆だから、日本の教育では、この問題をクリアしなければ、グローバル教育なんて本来できないのだ。

☆そこまで、踏み込んで説明はしなかったが、CEFRテストがあるのではなく、話し手の言語能力や思考能力を測るメガネであるに過ぎないから、学校説明会に行ったときに、CEFRメガネで、先生方の話やオープンスクールを見てみるとよいですよと説明はした。

☆そして、説明会で大事なのは、教師が情熱的であるかどうかなのだと。パッションはC1以上でなければ本来的ではないのだ。

☆理念は実現力がなければたんなる道徳的押しつけがましさで、生徒の才能開花をむしろ阻害する。

☆未来を備える学校の教師は、言語=思考のレベルはC1以上であり、それよりパッションが内燃している。この思考のレベルをIB型思考というのである。ここまでは説明できなかったので、ここで補足しておく。

☆それから、海城のようにすでにブランドが確立しているところが、さらに21.5世紀型カリキュラムイノベーションを起こそうとしているのであるが、いったいそれはどういうものなのか?それを知っているのは、海城の教頭中田先生以外には、聖学院の21世紀国際教育部部長の高橋先生であろう。

☆この点については、今回は話をしなかったが、海城も聖学院も人気校である。その理由は、やはりソフトパワー、教師のパッションにあるということではないだろうか。

☆ちなみに、東大出身のビジネスコンサルタントのタマゴのグローバル人材が、どこからかこの情報をキャッチして、フィンランドに行く前に聞いておきたいとヒアリングにやって来た。さ・す・が!やはり、ここに21.5世紀型カリキュラムイノベーションのヒントがあるようである。

|

« 7・6首都圏模試保護者会でin 東京女子学園(4) | トップページ | 2015中学受験生のために【112】 土浦日本大学中等教育学校の授業 »

中学入試」カテゴリの記事