都立高入試 マークシート導入 思わぬカリキュラムイノベーションに!
☆毎日新聞 8月8日(金)22時4分配信 によると、
東京都立高入試で採点ミスが相次いだ問題について、都教育委員会は8日、外部有識者らを交えた「都立高入試調査・改善委員会」の会合で、解答用紙の一部にマークシートを導入する改善案を示した。正式決定すれば全国の公立高入試で初となり、来年から一部の高校で試験導入する。
☆一部に導入と言うことだから、当然、
改善案は1枚の解答用紙に、記号選択式問題はマークシートを塗りつぶし、記述式は答えを記入するという内容。答案を機械で読み取り、記号選択式は自動採点、記述式は教員がパソコン上で採点する仕組みとした。
☆となるわけだが、これはすごいね。採点ミス撲滅という側面ばかりが重視されているが、マークシートも記述式採点もオンライン上で処理されるということ。
☆今のところ、この知識と記述の両方がコンピュータによって処理されるということが、どのようなリンクがされるのか構想されていないかもしれない。
☆しかしリンクの仕掛けは、現状の処理上はたんに∅になっているだけだから、あとから「リンクのアイデア」(これが要!どうするかはSATやTOEFLを参照。もっとも企業秘密だろうが。IBのアセスメントの方法をデータベースの仕掛けにしてもよいが、これは複雑すぎるし、まだまだ達人としての教師の知はアナログ)をインプットすれば、生徒たちの学びの構造をリフレクションすることができるようになる。
☆自治体当局がそれをやらなくても、模試センターは、当然これをやるだろう。すると、生徒の学びの構造のポートフォリオが追跡できる。
☆今までのように一点刻みの得点ポートフォリオに、学びの構造のポートフォリオが重ねあわされる。
☆すると、マークしトートを課題曲、記述式を自由曲とたとえると、課題曲ができなければ記述式がいくらできても評価しないという従来型の抑圧教育を続ける意味が実はなくなるのだ。
☆というのも、学びの構造が分析すれば、かりに自由曲がすばらしい生徒で、課題曲がうまくいかなくても、自由曲の学びの構造で、課題曲の学びの構造を補完できるかあるいは転移するかなどが判定できるから、自由曲をのびのび演奏する生徒が、得点が低くても合格できる可能性がみえてくる。
☆そうすると、偏差値ランキングはぶっ壊れる。
☆とはいえ、課題曲にこだわり続ければ、元の木阿弥ではあるがA^^;・・・。
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