« かえつ有明のイノベーション(3) | トップページ | 受験生のみなさん 自分を変える学校組織を探す季節です(2) »

仙台青陵中等教育校「平成青少年遣欧使節団」の意味

☆河北新報 8月22日(金)6時5分配信 によると、

宮城県の高校生10人らによる「平成青少年遣欧使節団」は帰国の途に就く前日の7月29日、スペイン国王宛ての村井嘉浩宮城県知事の親書を託すため、マドリード市の日本大使公邸を訪問した。
 「災害医療に関心がある。スペインの医療事情はどうなっていますか」
 親書を渡した後の昼食会で、仙台市青葉区の仙台青陵中等教育校5年桜井好香さん(16)の質問に、佐藤悟大使は「スペインは国際的に医療の評価が高い」と答えた。

☆桜井さんはボランティアを通して、医師や看護師を目指すようになっていた。そんなとき、「平成青少年遣欧使節団」の一員として佐藤大使の話を聞き、世界の医療事情に目を向けられた。そして海外で活躍する視野が広まったということだ。

☆もちろん、英語のみならず、スペイン語も学んで、ホストファミリーと意思疎通をはかりたかった。日本とスペインの懸け橋になることを誓ったという。

☆ここには、多くの青少年が、海外留学などを経験して帰国の途に就く時抱く想いや広がるパースペクティブの形成システムがある。

☆留学前の「自分事」としての体験→海外で類似の体験→活躍の場が全球に広がる→日本と海外の架け橋になる。だがしかし、桜井さんのケースは、何かが違う。

☆それは支倉常長も新渡戸稲造も、同じ形成システムに基づいていたに違いないが、何かが違う。それは桜井さんと同じだ。

☆どういうことかというと、桜井さんの場合、東日本大震災という乱世や明治維新当時と同レベルの時代の痛みの中で強烈な体験をしているのだ。

☆今、ワールドカフェ的なワークショップやU理論や学習する組織理論に基づいたワークショップが数多く開催されている。

☆そこに参加する人が多いのは、次のような理由があるからだろう。目の前で痛みを体験していなくても、同時代の痛みを体験しているわけだから、あるいは時代を超えて痛みを体験しているわけだが、それをいかに「自分事」としてありのままに受け入れられる感性をもち、自分を全球の架け橋になる全人になれるかということが時代や社会から求められていると感じているからだろう。

☆仙台青陵中等教育校の「平成青少年遣欧使節団」は、その痛みを今も目の前で受け止められる状況下にある。全球/全人のアクティブパースペクティブを身につけるチャンスがどこよりもあるということではないか。

☆今後の「平成青少年遣欧使節団」に期待は高まる。

|

« かえつ有明のイノベーション(3) | トップページ | 受験生のみなさん 自分を変える学校組織を探す季節です(2) »

21世紀型教育」カテゴリの記事