« かえつ有明の本気 | トップページ | 国立大から教員養成系・人文社会科学系は消える??? »

教育制度を変えるのは学びの組織/授業

☆8月22日(金)、一般社団法人国立大学協会里見入試委員会委員長は、中央教育審議会高大接続特別部会(第18回)でし、「今後の国立大学の入学者選抜の改革の方向について」を説明したようだ。

☆その提言が同サイトに載っている。いろいろ書いているが、要は、今ままでの制度で、もう少し頑張ればよいと書いてあるだけだ。教育制度からかかわっていたら、いつになったら変わるのかまったくわからない。

Img218

☆2000年に上記のような本を出版した。教育研究所を立ち上げたので、そのコンセプトやビジョンを本にしてパンフレット代わりにしようと思って、仲間と一気呵成につくった。といっても80ページ足らずのものだが。

☆この間、部屋を整理していたら(何せどこに何があるのかわからない恐ろしい部屋なのだ)、出てきた。ページを開くと、こんなページから始まっていた。

Img227
☆「子どもは、無数の示唆に充ちている世界を開く才能を持っている」とは、なんて村上春樹的なんだろう。そして谷川俊太郎さんの詩。このときから学びの内なる旅が始まったのかあ。しばし感傷に。。。

☆が、娘に見せたら、「パパって、いつまで少年やっているの。私の目の前の現実なんか無数の示唆なんてもんじゃないわ。コミュニケーションの嵐よ。言葉の宇宙なんてもんじゃないわよ。断片、断片、また断片よ。ルサンチマンと万能感の渦がまいているのよ。ドラゴンの方がまだいいわ。胃はキリキリ、顔はニコニコ。コーディネートするしかないのよ」と捲し立てられた。たしかに顔はニコニコしていた。

☆どうやら内なる旅に出かけているうちに、娘はすっかりもう一人の魔女になっていたようだ。。。

☆それはともかく、コンセプトはこんな感じ。

Img228Img219
☆そして、今後の中高の新指標の座標系を描いた。

Img311
☆コンセプトにも書いたが、「対話思考」「先端技術」「庭園発想」の3要素を最先端の学びの構成要素としていた。今で言えば「対話思考」はPIL×PBL、「先端技術」はイノベーション、「庭園発想」はリベラルアーツということか。

☆「対話思考」のイメージ図は、今でも使えるかもしれない。かなり強引な感じもするが。

Img224
☆そしてこのコンセプトをプログラム化すると、そのストーリーはこんなふうに描かれていた。

Img226
☆今もやっているワークショップやPBL授業の流れとあまり変わっていない。これをもとに、Honda「発見体験学習」を創っていたわけだ。そして、このアクションがどんなインパクトを世に与えるのかもイメージしていた。

Img313
☆がしかし、あれから14年以上経ったが、これまではそれほどインパクトがなかった。実際、立ちあげた教育研究所は消滅したし、Hondaのプログラムもなくなった。

☆しかし、その絶望状況から、自分で細々と教育研究所を再び立ち上げ、すてきな学校の先生がたと出会い、学びの組織をまずは授業に埋め込むアクションパースペクティブを共有した。

☆「学びの組織が、そしてもちろんそれを創っている人々が、教育を変え、世界を創る」のであるという確信を共有していると思う。

|

« かえつ有明の本気 | トップページ | 国立大から教員養成系・人文社会科学系は消える??? »

21世紀型教育」カテゴリの記事