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三田国際 はやくもネクストステージ 保護者が求めるものに(了)

☆これまで、幾回かの説明会で、大橋学園長、教務担当の先生、キャリアデザイン担当の先生の説明を聞いてきて、一般的な授業のデザイン、学びのシステム構築の方法とは違うなと思ってきた。

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(三田国際の生物のPBL型体験授業:learning by making)

☆それはどういうことかというと、20世紀型の授業デザインは、教師の個人技なのである。学習指導要領に配列された知識項目を教えることは決まっているが、それをどのようにどこまで教えるかは基本的に教師の体験値によるのである。

☆教員研修をやっても、たとえそれがワークショップであっても、大学の先生の理論に耳を傾け、おもしろそうだなと思えば、それを使ってみるが、基本は体験が優先してしまう。

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(三田国際の英語のPBL型体験授業:折り紙を活用してlearning by making)

☆それでは、現場の先生の先進事例を参考にしてとなるが、それがどうやって活用できるかディスカッションし、マインドマップよろしく絵にするとしても、元の木阿弥なのである。

☆なぜなら、自分の体験と他人事の理論ということに変わりはないのである。だから、他者をリスペクトするけれど、基本的には能書きより体験値だということになり、いつまでたっても理論と実践は乖離したままである。

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(三田国際の化学のPBL型体験授業:実験とiPadリサーチの結合)

☆ところが、三田国際の体験授業を見学して、理論と実践が統合されているのが了解できた。そこで活用されていた理論は、想定通り、認知科学、認知心理学、カウンセリングマインド、ファシリテータ理論、エンパワメント評価の理論であった。

☆これらは、アマゾンですぐに購入できる書籍で学べる。キンドルですぐにも手に入るものもある。たいていの教師は忙しくて読む時間はないから、本を書いた先生の講演やそれこそワークショップに高いお金を出して参加する。本を買えば、10分の1くらいのコストなのに。

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(三田国際の生物のPBL型体験授業:まさにlearning by doing)

☆しかも、MIT、ハーバード、スタンフォードの先生方が書いたものが多いから、洋書で買うと、さらにコストはかからない。100分の1のコストで済む。

☆しかも、講演やワークショップに出ても、本を読む以上に身にならない。その繰り返しを、今までの教員研修は行ってきた。

☆しかし、三田国際の教員研修は、洋書も含めて読書し、自前の教員研修で理論と実践を結ぶ。

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(三田国際の社会のPIL型体験授業:最初生徒がいくつかのデータから、縄文時代から、今日さらに未来にかけての人口推移グラフを作成。そのあと実際のデータで、検証。自分の解答とデータを照らし合わせて、その違いを考えるのがハーバード大学の物理学者マズール教授のPIL手法の特徴)

☆外の研修ももちろん受けるが、大事なのは自前の教員研修なのである。というのも、理論と体験を結びつけるのは、自分たちの授業体験や作成したテストと入試問題などをデータとして、そこから法則性を仮説として見いだし、プロトタイプをつくって実践し、再びリファインして改善していくというサイクルをどこまでもやっていくというのが、三田国際の研修だからである。

☆つまり、仮説のプロトタイプを実践し、それをまた修正・リファインする過程で、理論を自ら作り出していくのである。体験も理論も、借り物ではなく、自分たちで創造するというところが、今までの教員研修とは違うのだ。

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(三田国際の英語のPBL型体験授業:絵を見せるタイミングでドッと笑いがでる。ストーリーテリングは、PBLをプレイフルラーニングにする重要な骨組み。この手法はハーバードやセサミ―ストリートプロジェクトで学び、東大の中原淳教授ともコラボしている上田信行教授が得意とする手法)

☆もちろん、それぞれ教員が自己研鑽し、学習理論を他から学ぶこともするが、それはさらに自分たちの創造したシステムを強化することになるだけで、今までのように、その理論は使えるか効果はあるのかという物言いはしない。強化する道具やエネルギーとして吸収していくのである。

☆なぜそんなことができるのか?それは日本の教育制度では、海外大学や大学院の留学経験教師が、教員免許の壁で、すぐに雇用されない。ここに優秀な教師がいるのに、そして、せっかく苦労して日本の大学に入りなおして教員免許をとって、勤務しても、海外のリソースを活用しようなどという学校が少ない。

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(受験生と保護者の参加の仕方の多様なニーズに対応する先生方)

☆すると、三田国際のように、最先端の教育スキルを思い切って発揮できるところに、そのような日本の教育制度で抑圧されてきた優秀な教師が集積する流れができる。

☆彼らは、自己と他者のコラボレーション、チームワーク、メンター、逆メンター、コミュニケーション、高次思考の知のサバイバルスキルを徹底的にトレーニングしてきているから、三田国際のもともとの先生方と相乗作用を生み出すこともできる。

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(伊藤教頭自らおもてなし)

☆20世紀型教師にありがちな葛藤や足の引っ張り合いがないのである。こうして、関係の質=思考の質=行動の質=結果の質の創造的イノベーションが起こっている稀有な学校の1つが三田国際なのである。

☆この業界は、持続的イノベーションと創造的イノベーションと混迷イノベーションの違いが分かる人が少ないために、三田国際を正しく評価できる人は少ないかもしれない。

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(直前までの雨も青空に。天をも動かす三田国際)

☆むしろ、グローバル経済の最前線で活躍している保護者の方が、三田国際を正しく評価できるだろう。だからこそ、三田国際の教職員1人ひとりが、説明会への案内や体験授業で、必死になって1人ひとりの声に耳を傾けながらおもてなししているのである。

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