« 受験生のみなさん 自分を変える学校組織を探す季節です(4) | トップページ | 大学入試2019年からいよいよ変わるか »

受験生のみなさん 自分を変える学校組織を探す季節です(5)

☆前回次の7つの項目のうち1つでも〇がついたら、その学校は大迷走に陥っていると述べたが、1つでも〇がつくと、実は全部に〇がつくのである。

1職場の雰囲気が悪い
2コミュニケーション不足を感じる人が多い
3優秀な人材から辞めはじめている
4話し合いが表面的な議論に終始している
5与えられた仕事をこなすだけの人が多い
6他責的な発言をする人が多い
7閉塞感・疲労感が漂っている

☆それは、どの項目も、関係の質→思考の質→行動の質→結果の質のサイクルが悪循環を生み出しているからである。

☆それでは、その逆に好循環を起こしている学校はどうなるのか。それは7つの項目がすべてポジティブになっている。

1職場の雰囲気が良い
2コミュニケーションで満ちていると感じる人が多い
3優秀な人材から集まってきている
4話し合いが本当の問題にまで議論されている
5与えられた仕事以上に創意工夫する人が多い
6自分が責任を引き受けて行動する人が多い
7開放感・躍動感が満ちている

☆ということである。しかし、これだけでは不足である。これはまだ教師が一丸になっているレベルである。

☆中土井僚さんは、組織全体の1人ひとりが腑におちて、果てしない堂々巡りの他者批判や他責的な悪循環は自分も加担していたんだと認識し、それをとめなければその先は絶望的な未来しか待っていないと痛感し、自分が変わろう、ありのままの姿を見せて組織の好循環を生もうと行動するようになることがポイントなんだと語る。

☆だから、教師一丸となるだけではなく、生徒も保護者も、好循環を生む自信と勇気をもつことが重要なのである。

☆どうやって?それは授業のコミュニケーション、保護者会のコミュニケーション、面談のコミュニケーションの方法の変革なんだと。

☆ここにU理論がでてくる。

☆U理論については、ここでは述べないが、というよりあまりに深く膨大なので、私の認知の限界を超えてしまうものだから、この理論については中土井さんやその仲間の方々のワークショップを受講したり本を読むとよいだろう。

☆私が言いたいのは、このワークショップなどのエッセンスを、授業や保護者会や面談に埋め込んでいる学校があるということだけ指摘するにとどめよう。

☆ハーバード大学のマズール教授のPIやMITのシーモア・パパート教授の3X理論を埋め込んでいるのが、PIL×PBL授業であるが、それを実践しているが学校がある。またそれをワークショップ化して保護者会を行うこともできるし、そこで学んだファシリテーターの役割を面談で教師が活用することができるが、それを行っている学校がある。

☆その代表的存在が21会校(21世紀型教育を創る学校)である。10月12日(日)に、第3回21会カンファレンスが開催されるが、MITメディアラボ、スタンフォード大学のエンパワーメントエバリュエーションなどの理論を教育の実践の場に埋め込んでいる取り組みをお披露目する

☆過去の大学進学実績で学校を選択するか、未来からやってきた子供に本当に必要とされる学校を選択するのか、最終的決断のヒントとなるだろう。

☆子どもの人生は、スリリングな冒険とワクワクするような奇跡が起こる大きな物語である。それを創造するのは、受験生とお母さんお父さんである。

|

« 受験生のみなさん 自分を変える学校組織を探す季節です(4) | トップページ | 大学入試2019年からいよいよ変わるか »

中学入試」カテゴリの記事