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クリエイティブコンフィデンス(3)

☆クリエイティブコンフィデンスは、分析的ロジカルシンキングから生まれ出ない。そこを補うために、体験→リサーチ→ディスカッション→論文編集→プレゼンというPBL型学習あるいはアクティブラーニングが行われる。

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☆つまり、ロジカルシンキング×PBLという話である。さらにロジカルシンキングの講義を、生徒の対話も動員するPIL(ピアインストラクションレクチャー)となると、そこにも生徒の体験知を活用するから、直感的理解なるものが講義でもPBLでも出てくる。

☆この直感的理解こそ全人コミュニケーションであり、デザイン思考の契機である。

☆分析的ロジカルシンキングは、多くはテキストコミュニケーションで、その理解の掘り下げには、イマジネーションがものをいう。そのイマジネーションは実は体験の中で感じるもので、感性教育ともいわれるべきものである。

☆この感性教育、つまりデザイン思考は、システム思考同様に教師もトレーニングが必要である。しかし、システム思考のように参考書や研修が簡単ではない。システム思考なら予備校で修業ができるが、デザイン思考はIDEOやdスクールのノウハウを受容するワークショップが必要。

☆このデザイン思考は、スタンフォード大学、MIT、ハーバードなどの大学の知をベースにしているから、なおさらワークショップに参加するのは重要である。

☆21世紀型教育の場合、PBLを導入するので、実はデザイン思考のワークショップと本質的に重なる部分があるから、すぐに活用できそうである。

☆たしかにデザイン思考はエンドユーザーのメンタルモデルからバックキャスト的にプログラムを組むから、わかりやすいし、ワークショップに参加すると自己効用感を得てくる。

☆つまり、教師もcfを持つのである。だいぶ学校に直接影響を与えられそうなのであるが、まだまだ多くの教師は現場でそれを駆使できない。

☆生徒がまず受け入れない。わけがわからないと、未知なるものを考えるコトに価値を見いだしていないから、理解を拒絶する。もちろん、話し合うことはおもしろいから、乗ってはみるが、内心の抵抗はある。

☆ビジネスや大学におけるエンドユーザと生徒というエンドユーザーはそもそも活用するツールが違うのである。

☆その違いをトランスレートするクリエイティブエージェントが必要である。彼らは、ビジネスコンサルタントと方法論は同じであるが、教育現場でイノベーションを起こすコンテンツやソフトパワーの違いを知っている。

☆結果ではなく、プロセスが重要だとするのがデザイン思考だと思われがちだが、ジョブスはプロトタイプとプロセスは表裏一体で、これぞデザイン思考の真骨頂。

☆解なき社会という表現は、レトリックであり、予定調和的な正解が1つではないよという意味。それなのに、解を度外視してプロセスだけ楽しもうなどという明らかに間違った21世紀型教育をイメージしている方々もいる。

☆解は何がなんでも作らなければならないが、それはプロトタイプとリファインする試行錯誤のプロセスの積み重ねで、どこまで行ってもバージョンアップは続くのである。

☆イノベーションといっても、持続的イノベーションという20世紀型教育のものもあるし、ジェネリックのようにローエンドのイノベーションもある。御三家に追いつけ追い抜けはこのジェネリックイノベーションを追跡しているわけだ。

☆だから、ミニ開成路線などと言われるのである。

☆ところが、真正の21世紀型教育は、クリエイティブエージェントという企業やNPOと大学の見識と見事にリンクして、教育現場につなげる破壊的創造イノベーション。

☆その破壊的創造というクリエイティブコンフィデンス(cf)を、大学、Cエージェント、教師、生徒と共有・共感するワークショップが開発されているのである。

☆Cエージェントはファシリテーターであるが、cfを実感した教師の中からもファシリテータが出現し、生徒の中からも逆メンターが生まれる。

☆こうなるには、教育現場のイノベーションの対象になるコンテンツが肝であるが、果たしてそのコンテンツとは何か?それが明快に意識されているのは、今のところ21会(21世紀型教育を創る会)である。会員校にとって、Cエージェントが21会なのである。

☆もちろん、この21会は学校と協力団体から形成されているから、Cエージェント機能は可能なのである。

10月12日(日)、第3回21会カンファレンスが開催される。21世紀型教育が下剋上をあるいは維新を起こすことになるだろう。

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