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中学受験2015 何が起きているのか!? (1)

☆今月のホンマノオトのアクセスランキング1位は、今のところ「2015中学受験生のために【059】 三田国際学園の競合校」 。4月23日の記事である。しかも、戸板が三田国際にヴァージョンアップすることは、4月19日(土)に、保護者会で正式に発表されたばかりのころ。

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☆まだどうなるかわからないときに、確信をもって三田国際が市場で支持を得ることを書いた。

☆それはなぜかというと、21世紀型教育を実践する学校が、東京には14.4%出現したからだ。

☆文科省側から、SGH(スーパーグローバルハイスクール)及びSGHアソシエイトに指定された学校は、東京には14校(私立10校 国立4校)ある。

☆SGHは21世紀型教育の新しい教育課程を開発することを目的に補助金がでている。

☆またSGHよりはやく2011年から発足されている21会(21世紀型教育を創る会)は15校。うち3校はSGH指定校もしくはアソシエイト校である。

☆したがって、両方合わせると、26校で、東京の私立中高一貫校180校に占める割合は14.4%となる。180校は、私立ばかりなので、私立だけにすると12.2%である。しかし、私立学校受験生にとって、国立も視野に入っているから、私立中学受験生の認知度として勘定に入れてみた。

☆これで、アンテナの高いイノベーターに気づかれていた21世紀型教育市場が、アーリーアダプターにまで広がった。

☆すると、上記26校のうち、校名変更、共学化、C1英語、ICT、教養、そしてSGHでも推奨しているPBL(プロジェクト学習)に、学校全体で取り組むイノベーティブな学校に人気が集まるのは必然。

☆その学校が三田国際だったのである。実際7月と9月の首都圏模試の志望者総数は、昨年に比べるとものすごい増えているが、月例推移でみても増えている(上記グラフ)のだから、4月段階の予想は当たったことになる。

☆しかも、偏差値で50前後に位置する受験生の数が最も多い(ベルカーブになっていることを想起してみるとわかりやすい)のだが、この層が高い偏差値の学校をねらって、才能の芽を摘まれる確率が高いことを比較衡量すれば、当然三田国際で才能を開花して、未来の進路実現をした方が現実的であると考える受験生は多くなるはずだ。

☆その動きが、7月から9月にかけて起きているのが上記グラフでもわかる。

☆この新たな動きは、まだ14.4%の受験生しか気づいていない。首都圏模試会場の父母会で話すたびに、「時代の動きが中学受験にも関係しているとは気づきませんでした。ありがとうございました」と声をかけるようになった。

☆この点について、セミナーで話す機会をいただいた。

9月29日(月)「21世紀型教育を知るセミナー」で、21世紀型教育について、具体的に幾つかの学校の例を出して説明する。特に、21会校の実際の思考力テストの仕組みも具体的に話す。入試問題は学校の顔だから、思考力テストから21世紀型教育が逆照射できる。

また、21世紀型の思考力(国際バカロレアスタイルの思考力)の体験をすると、今までの問題も解答の糸口に気づきやすくなることを、慶応中等部、武蔵、筑駒の問題でみてみたい。このレベルの学校の問題を考えるヒントに気づけるようになれば、受験勉強はなんとかなるのではないか。

☆さらに、21会校の先生方が、SGH校に先んじて取組んだ結果、すでに次のステージが見えてきているこれからの教育のビジョンについて語るカンファレンスもある。未来からの留学生である中学受験生(4・5・6年)にとって、今の教育制度を基準に教育環境を選んでいる場合ではない。

☆しかし、その新たな情報と言うのは、現状では21会校の中にしかない。アーリーアダプターになるためには、この情報をぜひ入手されたし。アーリーマジョリティ(※印を参照)に火がつくのはもうすぐであるのだから。その前にということ。

※米・スタンフォード大学の社会学者、エベレット・M・ロジャース教授(Everett M. Rogers)が提唱したイノベーター理論を知っておくことは学校選択において重要である。

革新的な動きはいきなり現れるが、実はその前にすでに予兆がある。その予兆に気づいた人が、アドバンテージが高いのは言うまでもない。その順番は次の5段階。

1.イノベーター(Innovators:革新者): 新しいものを進んで採用する冒険者。市場全体の2.5%。

2.アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者): 流行に敏感で、情報収集力旺盛。市場への影響力が大きく、オピニオンリーダー的存在。時代を変える経済活動をする人。市場全体の3.5%。

3.アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者): 比較的慎重で、平均より早く新しいものを取り入れる戦略家。市場全体の34.0%。

4.レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者): 比較的懐疑的で、大多数が試している場面を見てからついていくタイプ。市場全体の34.0%。

5.ラガード(Laggards:遅滞者): 最も保守的で、流行や世の中の動きに関心が薄い人。いわゆる伝統主義者。市場全体の16.0%。

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