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かえつ有明 アートリテラシー

☆昨日8月31日(日)、かえつ有明開催の「オルセーリマスターアート展」の最終日に訪れた。8月終盤の期間中3300人強が訪れたそうである。

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☆驚いたことに2階の空間には、ベンヤミンやオルテガが、超複製時代の芸術についてや超網膜化芸術について語り合っていた。またすぐそばでは、ハイデガーとアドルノがゴーギャンといっしょに芸術と技術と人間存在について語っていた。

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☆その横で、何をそんな生ぬるいビールを飲んでいるのかと不思議そうな顔をしながらルノワールと、モネをみていたのはマティス。手には、やっぱりこの絵には、ピュリニー・モンラッシェだよねとワイングラスがあった。

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☆そんな妄想を抱きながら見ていたのは、アート部中心で活躍していた未来のキュレーターのトークが刺激的だったからだった。まるで、オルテガのアートパラダイムとシンクロしているかのようなトーク。ゴッホの絵の前で、「この不安からポスト印象派は生まれます。もはや網膜を超えてその奥で絵を構成することになるのですよ」と。ウム、Uセオリストのいるかえつ有明らしい。

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☆アートテクノロジストの光嚴さんと同校副校長石川先生、美術教諭井上先生のセッションも興味深かった。

☆トークの中で触れられたアートリテラシーは、OECD/PISAの読解リテラシーの非連続型テキストのリテラシーと共通するところがあり、なるほど「オルセースクールミュージアム」と言うだけのことはあると思った。

☆一般の美術館だと、教育との関連でのトークショーは、たしかにないだろう。

☆グローバル教育は超国家化、超個人化という越境パワーをどのように教育に活かすかということ。要はリベラルアーツであるが、大きな物語を帝国や国家や上位階級、ブルジョアのような権力者が独占していた時代の「教養主義」とはまったく違う次元のものである。

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☆石川先生の今日の一枚は、ゴーギャンだった。そのメッセージは、ゴーギャンとともに、「大きな物語の枠内の教養主義など疑え、超国家化、超個人化を推し進める越境リベラルアーツでなければ」ということだったのではないか。まさにイノベーティブスクールかえつ有明の面目躍如!

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