« 凄い学校が登場した!学校が化ける瞬間。 | トップページ | 21世紀型学力観の旗手海城教頭中田先生(1) »

川勝知事やるなあ!そこから安倍政権を攻めるとは!

☆さすがは、川勝先生。全国学力テストの理不尽さを法的次元で争う覚悟。産経新聞 9月5日(金)7時55分配信 によると、

静岡県の川勝平太知事は4日、今年4月に実施された全国学力・学習状況調査(学力テスト)の結果について、県内全35市町の小学校の科目別平均正答率と国語Aで全国平均を上回った小学校の校長262人の名前を公表した。文部科学省は「実施要領を考慮せずに公表したのは極めて遺憾で、対応を検討したい」としている。

市町別成績の公表について川勝知事は「文科省は知事に許可なく都道府県別の結果を公表した。その方針を県もなぞらえた。文科省と同じことをした」と述べた。校長名については「国語Aが最下位から27位に上がるため、先生方はいろんな努力をした。それをたたえたい」とした。

☆そして、

下村博文文科相は4日夜の民放テレビ番組で「違法、脱法行為だ。県教育委員会は同意しておらず、問題。ルール通りにやってほしい」

☆と言ったらしい。川勝先生の思うツボだなこれは。

☆全国学力テストやその実施関連法規の正当性を問う、つまり悪法も法であってよいのかを問う川勝先生の思惑があるのだろう。

☆全国学力テストのテスト問題自体の正当性や信頼性、妥当性は、およそ議論されていない。

☆だいたいテストの評価基準がよくわかんな~い!そんなものに税金を膨大に使っているなんて信じられない。

☆下村大臣の言動は、裁判官にとっては、そもそも越権行為だろう。一市民が会話で話しているのならともかく、大臣という国家権力の一翼を担う機能を有しているのに、違法、脱法行為だと言ってしまうなんて。

☆およそ道徳と法の区別がつかない発言。

☆川勝先生の先のことばは、見事に法的次元と道徳的次元を分けて語っている。

☆さて、安倍政権は、川勝知事と、道徳国家で争うのか、法治国家として闘うのか。前者でやれば抑圧的権力が前面に出る。後者でやれば、判決はどうあれ、そのプロセスそのもので敗北の色が濃い。

☆教育は大事だ。だからこそ、もっとまともな教育政策に税金を使ってほしい。

|

« 凄い学校が登場した!学校が化ける瞬間。 | トップページ | 21世紀型学力観の旗手海城教頭中田先生(1) »

教育制度」カテゴリの記事