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C1英語の学びの時代到来

☆マイナビニュース 9月29日(月)19時45分配信 によると、

NTTドコモは29日、翻訳事業の合弁会社「みらい翻訳」を設立すると発表した。東京オリンピックが開催される2020年までに、世界最高レベルの精度の機械翻訳技術の開発、およびサービスの提供を目指す。都内で開催された共同記者会見では、会社設立の背景や今後のロードマップなどが説明された。

☆「世界最高レベルの精度の機械翻訳技術の開発、およびサービスの提供」とは、具体的には何を指すのだろう。同誌によると、

みらい翻訳では「コンシューマ向けサービス」と「企業向けソリューション」の両分野で事業を展開する。コンシューマ向けサービスでは、日常生活の利用シーンを想定。買い物、観光、交通などに役立つ翻訳サービスを提供する。企業向けソリューションでは、法律、教育などの専門分野における同時通訳や社内文書の翻訳サービスを目指す。

現在の、機械翻訳のレベルはTOEIC 600点の水準。これを2016年にはTOEIC 700点以上の水準に、2019年にはTOEIC 800点の水準に到達するよう精度を上げていく。

☆驚いたのは、現在の翻訳レベルは、すでにCEFR基準(A1A2B1B2C1C2でCの方が高度なレベル)でB1に到達しているということだ。B1とは、次のような能力。

仕事、学校、娯楽で普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば主要点を理解できる。その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近で個人的にも関心のある話題について、単純な方法で結びつけられた、脈絡のあるテクストを作ることができる。経験、出来事、夢、希望、野心を説明し、意見や計画の理由、説明を短く述べることができる。

☆すでに、「コンシューマ向けサービス」は可能な段階に到達している。ではTOEIC800とはどのレベルかというと、CEFR基準でB2.

自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的かつ具体的な話題の複雑なテクストの主要な内容を理解できる。お互いに緊張しないで母語話者とやり取りができるくらい流暢かつ自然である。かない広汎な範囲の話題について、明確で詳細なテクストを作ることができ、さまざまな選択肢について長所や短所を示しながら自己の視点を説明できる。

☆専門的なレベルで難しいけれど、実はこの段階、情報を創るのではなく、情報を理解するレベル。コンテンツが専門的でレベルが高いということで、簡単に言えば知識が高度だということ。

☆この知識をつなぎ合わせて、考えるというレベルでは、翻訳機だから当然できないのだが、スーパーグローバルハイスクールでも英語の力で要求しているのは、実はこのレベル。

☆しかし、東京オリンピックまでに、ここまでのレベルはICT機器でなんとかなるようだ。結局人間に求められるのは、B2までの英語を学ぶではなく、C1以上の英語で考えるという領域だ。

☆中学までにA1A2レベルをマスターし、高校からは、翻訳機を使いながら、C1レベルを学ぶところからスタートするという時代だということ。

☆英語が不得意な日本人が故に、理解レベルまでは、コンピューターに任せて、人間はリベラルアーツよろしく考えることに専念する時代だということか。イノベーションが、日本人の課題をクリアし、比較優位性をゲットする時代が再びやってくるかもしれない。

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