10月12日(日)は、教育大転換のエポックメイキングな日になる(2)
☆アクティブラーニングはいろいろあるが、実はバックヤードに学習する組織やU理論的なマネジメントがしっかりあることが前提。そのためには「第三の評価」が必要。
☆エンパワーメント評価のように、クリエイティビティを開発できる評価は、PILやPBL以外ではまだ遅々としている。
☆IB型思考={C1英語×PIL×PBL×思考ICT×第三の評価}によって育成される。
☆このカリキュラムは、21会校以外には、未だ日本にはない。IBやブリティッシュコロンビア、21世紀型スキル協会、Aレベル、APなどにはある。そうはいっても、第三の評価はまだまだ過渡的段階。
☆このようなカリキュラムイノベーションを立ち上げたのが21会校だ。10月12日(日)は、本邦初のカリキュラムイノベーションの進捗状況を発信する。
≪お申し込みはこちらから≫ http://21kai.com/mailform21/
☆21会会長の吉田晋先生(富士見丘学園理事長校長)は、中教審のメンバーで、私学の魂を文科省に伝えるべく日々闘っている。生徒の存在を尊重した教育改革をと。最新の教育改革ニュースと私学としてその制度改革をどのように導くか語る。
☆三田国際の学園長大橋清貫先生は、今保護者が求めている本当の教育を、その実践が評価されているご自身の体験から語る。秋バージョンの新作教育ビジョン動画も初公開予定。これは必見だ!
☆工学院大学附属中高の校長平方邦行先生は、日本初のIBレベルの教育を開発。ハイブリッドインターを来春中1から立ち上げる。そのときに、重要なのは学び基準。「工学院思考コード」を作成し、それに基づいて、授業・テスト・評価を包括するシラバスを創っている。その評価は「第三の評価」でグローバルスタンダードをさらに簡易に生徒と教師がともに活用できるようにする。
☆順天学園校長長塚篤夫先生は、SGH指定校として世界が求める人材をいかに育成するかその実践を語る。IBレベルのサイエンスクラス、イングリッシュクラス、そしてSGHクラスの取り組みは圧巻。帰国生、留学生が校内に10%以上存在し、ギャップイヤーを教育ボランティアをしながら学んでいるイギリス人と生徒たちはいっしょに学んでいもいる。世界のNGOと協力して実施しているボランティア学習も先駆的である。
☆新しい英語教育のパネルディスカッションは、富士見丘のロンドンキングズカレッジと提携できるC1英語教育、聖学院のすでに多くのグローバル大学進学実績を出している総合的な英語教育、工学院の新たなオールイングリッシュの取り組み、文化学園大学杉並の本邦初のダブルディプロマ・プログラムの話などを通して、今までの日本の英語教育とはまったく違う本格的な方法について示される。
☆ICT教育のパネルディスカッションでは、ICT教育先進校の実践的取り組みが語られる。桜丘、東京女子学園、共立女子、聖徳学園、土浦日本大学中等教育学校は、いずれもICT教育先進校。
☆先進校であるからこそ、それぞれ創意工夫している。もちろん最終目標はリベラアーツの道へというのが肝だろう。
☆そしてかえつ有明の副校長石川一郎先生。IBレベルのプログラムを中高で貫徹。サイエンス→プロジェクトという流れで、いわばIBの知の理論スタイル。IBの知の理論も視野に入れながら、批判的思考と創造的思考の両方を独自に統合してクリエイティブクラスを育成する学びを立ち上げた。このようなプログラムが成立するためには、工学院同様、学びの基準がなければならない。それが「かえつ有明知のコード」である。開発中であるが、その発想を本邦初公開する。おそらくこれができたのは、石川先生自身がアートをこよなく愛するグローバル人材だからだろう。
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