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IB型思考の効用(5) JGの理科もあっさり。

☆JGの理科や社会科は、ほとんどが知識問題で、IB型思考の出る幕はあまりないが、今春のJG理科の最終問題は、日常のヤカンから水蒸気と湯気が出ているシーンを想像できればあとはIB型思考でできてしまう良問。もっともヤカンでお湯を沸かしているシーンを見ているかどうかは心もとない今日ではあるが。

Jg_2

☆図1のような条件のフラスコがある。揺らすと鈴も揺れるが、そのとき音が聞こえる。それはなぜか?当たり前であるが、説明するとなるとこの図では見えない背景を想像しなければならない。さらに音を媒体するものを想像しなければならない。いずれも目に見えないものが多い。

Photo_2☆上記図のように想像できれば、次の問題もできる。今度は十分にフラスコを沸騰させ、コックを閉じて、10分間放置しておく。するとフラスコを振っても、音が聞こえない。もちろん、鈴がフラスコに当たらない程度に振る。

☆これと同じフラスコの条件下で、鈴がフラスコにあたたっら音が聞こえるのはなぜかという問いも最後に投げかけられるが、これも同じように解答できるだろう。

☆さて、2つ目の問いに戻ろう。その理由は、フラスコ内の媒体がなくなるからであることはすぐにわかる。ではなぜ媒体がなくなるのか?それは水蒸気の性質を知っておく必要があるが、先ほども話したように、沸騰しているヤカンの口から出ている水蒸気と湯気を想像すればよいのだ。

☆こうして、2つの現象を比較するから理由もわかるのだが、比較重視のIB型思考にとってはお手の物である。

☆また、目に見えない条件を復元するのは、ルビンの壺のようなだまし絵を解く感覚があればそう難しくない。

☆またIB型思考では、カテゴライズも大切な方法。フラスコ内の空気とフラスコ外の空気の違いを知るときに、その方法は役に立つだろう。

☆この問題も上記のような図を描くところから始まったら、IB型思考問題になる。現象は同じだから、問いの立て方によって、20世紀型思考になったり、21世紀型思考になったりする。

☆この差異を非常に詳細にそして深く追求している学びのシステムがIBのTOK(知の理論)である。

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