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首都圏模試センター 質の大転換 (2)

☆高偏差値と教育の質の一致というのは、当たり前のようで当たり前ではない。ここでいう教育の質というのは教育の総合力であって、大学受験指導の質のみを言うわけではない。

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☆2000年に出版した本の中で、その質をMITメディアラボのシーモア・パパート教授の考え方に基づいて組み立てた。3Rは大学受験指導の教育の質で、3Xは21世紀を拓く教育の質だとしたのである。

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☆この3Xの考え方は、レゴエデュケーションやデザイン思考に影響を与えたし、何よりPBL(プロジェクト学習)に与えた影響は大きかった。あのビルゲイツもチャータースクールのプロジェクト学習の支援を行ったぐらい。

☆当時すでにハーバード大学のマズール教授もPI(ピアインストラクション)というアクティヴラーニングを開発していた。

☆今21世紀型教育を創る会で、PIL×PBLの授業を取り入れて動いているが、まさに21世紀の教育を拓く教育の質が現実のものになっていると確信を抱いている。

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☆同書の中で、実は大学受験指導も変わるはずであるという未来図を簡単に描いたが、現在大学入試改革はまさにこの図にあてはまるよううに動いている。やはり21世紀型教育の質は、中学受験ばかりではなく大学受験にも及ぶ勢いなのだろう。21世紀型教育の推進校は、大学受験を意識しないのではないかという誤解をすぐまねくが、全く違う。3X型の学びの体験がそのまま大学受験指導になる時代がやってきているのに、それが見えないから、誤解してしまうのである。

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☆この3Rと3Xを2軸にすると、3Rは偏差値を意味するから、上記のような座標系が自ずとできる。この図を発表したときあちらこちらから恫喝されたが、今となっては誰も反対しないだろう。

☆そして、この座標系に依拠すると、高偏差値でも3Xの教育の質が低いところがでてくるのである。それをエリートスクールとし、麻布のように高偏差値で3X教育の質のある学校をエクセレントスクールとした。

☆現状では、大学入試改革は遅々としているから、3Rの教育で突破できる。だから3Rの方は今一歩であるが、3Xの教育の質は豊かだという学校がクオリティスクールとして存在する。ところが、これは2000年のチャート図だ。今では、このクオリティスクールは、大学入試改革に伴い、エクセレントスクールに追いつくではないか。

☆先日、首都圏模試センターは「21世紀型教育を知るセミナー」を開催したが、それは偏差値と教育の質の重ね合わせが上記のように4通りあり、その中でクオリティスクールに相当する学校を発掘しようというビジョンが映し出された。

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☆そして同時に、決定的に首都圏模試センターが質の大転換を行っていることがはっきりしたシーンは、「21世紀型教育キーワード集」を編集し、同セミナー会場で参加者全員に配布したことだ。

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☆スピーカの平方先生(工学院大学附属中高校長・私立中高協会副会長・21会副会長)の講演と21世紀型教育キーワード集を重ねると、2000年に作成した「私学の新しい位置づけカテゴリー」が完全に崩れ去り、新たなカテゴリーが映し出されたのである。

☆この新たな私学の位置づけカテゴリーを生成したことが、首都圏模試センターの質の大転換を意味するのである。

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