« 海城学園の人気 この秋から急上昇の予感 続編 | トップページ | 第62回全国私学教育研究集会東京大会 新時代を画す(3) »

職業クライシスの時代に何を学ぶのか?

ダイヤモンド・オンライン 10月20日(月)7時0分配信 の記事に「小学生の65%が存在しない職業に就く予測も 職業クライシスの時代に何を学べばいいの?インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢代表理事 小林りん×BCGパートナー&マネージング・ディレクター 平井陽一朗【前編】」というのがある。

☆2014年夏、長野県軽井沢町に「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)」を開校。この夏に入学した一期生はタイ、マレーシア、アメリカなど15ヵ国から集まった49人。うち日本人は18人で、全生徒の56%が全額、または部分的な奨学金を受けている。授業はすべて、英語で行われるという。

☆職業クライシスに対して、結局何を学ぶのかというと、学ぶとは何かを学ぶということのようである。これはグローバル教育の基本だが、なかなか日本の一条校ではできない。

☆学習指導要領の問題もあるが、おそらく小林りんさんが感じている次の文章にその理由は横たわっているだろう。

学校が型通りでつまらなくなっているのは、親の側の責任でもあると思う。名門と言われるところほど、じつは自由な教育をしているでしょう。だから、親や地域が学校と連携していければ、学校って本当はもっと自由になれる場所なんだと思う。私たちの場合、この教育方針を理解してくださる親御さんたちや地域のコミュニティに守られているから、こういう思いきったことができる。ここはすごく大事なポイントだよね。

☆実は、無限の可能性のある子どもたちの才能を広げ深めるには、どこまで制約の壁を解体できるかだというのは、伝統的な私立学校の考え方である。

☆そして、それができるには、ダイバーシティの環境が必要だ。だから、ISAKのように、60%強の外国の生徒というわけにはいかないが、21会(21世紀型教育を創る会)の学校などは、帰国生や留学生が20%は在学するような学校をつくりたいと思ている。

☆そのためのカリキュラムイノベーションも行っている。しかし、ここで、大切なことはご自身米国に留学して今は21会校聖学院で数学を教えている本橋真紀子先生の感覚である。

どうしてもグローバル教育というと、海外研修、英語教育、欧米系の大学進学、という流れに行っているような感じになり、個人的には違和感を覚えます。

そして、この違和感が何か立ち止まって考えることこそ大切だとも思っています。

私としては、「異質なものを理解し、受け止める土壌を育むこと」が大事なのではないかと思っています。ですから、それは外国人と日本人という異質性の理解はもちろん大事ですが、本来日本人であっても、個として、互いに異質性があります。そこは自由な空間をつくればつくるほど、感じます。

地球上にはさまざまな文化・宗教の違いがあることを理解することはもちろんですが、一つのクラスの中にもさまざまな個の違いがあるということです。そんな身近なところでも、互いの世界観を受け入れることは難しく、だからこそ、受け止めること・理解しようと努力することは重要です。

グローバルな時代は、個から世界へ、世界から個へという越境性が語られますが、ここでいう「世界」の多元的な意味を無視して、外国と日本の二元論で語っているうちは、グローバル教育とはたんなるスローガンにすぎません。

☆グローバル教育における自由とは、かくして教師のメタダイバーシティの感性がポイントだということだろう。

☆2013年度に全国の国公私立の小学校が認知したいじめの件数は、前年度比1%増の11万8805件で過去最多であったと、10月16日、文部科学省が公表した。

☆グローバル時代にあって、いじめも異質性をリスペクト出来ない、つまり寛容性のない抑圧行動であり、遠くの国で戦争で悲惨な生活をおくる子どもたちと、心の痛みは変わらない。

☆学校現場のメタダイバーシティの感性。本当に重要だと思う。

|

« 海城学園の人気 この秋から急上昇の予感 続編 | トップページ | 第62回全国私学教育研究集会東京大会 新時代を画す(3) »

21世紀型教育」カテゴリの記事