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三田国際の知 美しい!♪(4)

☆今井先生のさり気ない三田国際の知の基本構造に、20世紀型知と21世紀型知のどんな差異が埋め込まれているのだろうか。

Taxonomy_2

☆それは上記のような知の分類(タキソノミー)が埋め込まれているといえよう。ブルームという認知心理学者がつくった分類表は、知のグローバルスタンダードの古典で、今では多様にアレンジされて使われている。

☆PISAにも、イギリスのAレベル、SAT、TOEFL、それこそIBなどなど偏差値ではなく、次はどのレベルに向かえばよかを共有する評価を活用しているところはみなそうだ。

☆偏差値は、全員が偏差値65以上になることはできない。活用方法によっては、「排除の論理」になってしまう。達成レベルのシェア評価は、全員が高次レベルに達成することは可能である。「共生の論理」がしっくりするシステムだ。

☆さて、今までの日本の入試問題は、適性検査や大学入試問題も、「知識→理解→応用」という枠内で作成されていた。ここでは、1点刻みの点差が重視された。

☆しかし、グローバルスタンダードでは、「知識→理解→応用→分析→総合→自己決定(創造)」すべての段階をクリアすることが重要で、そこに知識の点差はあまり問題がない。あくまで、思考のプロセスの段階が重要なのである。

☆もちろん、どこのレベルまで到達したかは点数で表現されるが、「知識→理解→応用」までだと、結局知識の過多で勝負がつくから、その点数の意味に思考のプロセスが反映されない。

☆ところが、三田国際の場合、すべての教科が、基本問題50%、応用問題25%、思考問題25%と明快に構造化されているために、受験生がどこのプロセスまでチャンレンジしているか一目瞭然なのである。

☆入学するまでに、生徒1人ひとりの学びの状況を把捉できる。学習カウンセリングも明快になる。この学習カウンセリングを行っているところは、実は他にないのだが。

☆たとえば、基本問題はできるが、応用問題はできない生徒は、基本問題における知識に対する取り扱いが違っているからである。知識を記憶すrことは実は思考の始まりだという感覚が必要だから、そこに気づくプログラムが必要となる。

☆基本問題、応用問題はできるが、思考問題が出来ないという場合、それは自らの体験をメタ認知(木も見て森も見る洞察力)化するトレーニングが不足しているから。メタ認知のトレーニングのために“head fake”に慣れるプログラムが必要となる。今まで本人が受けてきた体験プログラムが楽しさだけを追求してきたものの可能性が大。または、そもそもそういうプログラムを体験してこなかったのかもしれない。

☆思考問題ができるのに、基本問題や応用問題が雑であるという場合は、地頭はあるが、丁寧にカテゴライズするのが苦手なのかもししれないという仮説が成り立つ。あとは、そこを検証して補完するプログラムを作成すればよい。

☆三田国際の入試問題は、かくして、受験生のトータルな知を把捉するためのテストで、たんなる選抜テストでもいわゆる適性検査でもない。

☆入学後に才能を開花できるエンパワメント評価になっているのである。なぜ適性検査と違うかというと、適性検査は、「知識→理解→応用」の範囲に当てはまるかどうかの検査であって、本来「総合→自己決定」の部分があるにもかかわらず、そこがないからといって、その才能児(ギフテッド)は排除されるのであるから。

☆米国やカナダのギフテッド認定は、「総合→自己決定」の部分をちゃんと把捉しているのである。何も難しい話ではない。

☆それゆえ、三田国際の入試問題への挑戦は、ワクワクする。米国、カナダにいったら、ギフテッドと認定される子どもはたくさんいるのが日本の子どもたちである。そのようなクオリティの受験生がバタバタと「排除の論理」で否定されてきたのが20世紀型知なのである。

☆だから、そのようなギフテッドの可能性を見いだす入試問題を作成できる三田国際の教師の存在が、未来からの留学生にとって頼もしいのは当然なのである。

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