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海城学園の人気 この秋から急上昇の予感 続編

海城学園の人気の本位は、2012年に海城を卒業したOBの証言にある。彼はいまUCL(ロンドン大学)のファンデンションを通過し、キングズ・カレッジ・ロンドン大学で哲学を学んでいる。

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(海外研修でアートに取り組んでいるシーン)

☆OBの証言は、同学園の通常授業が、たんなる知識を憶えるだけではなく、それを駆使して考える教養まで身につけることができるから、あとはアイエルツというイギリス連邦圏の大学に進学する英語力を身につければ、日本の難関大学、本人はあえて直接言っていないが、東大や京大級の世界大学ランキング100位以内の大学に入るのは実はそう難しくない。選択の幅を広げられるよと。

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☆パーソナルステートメントという自分の中高時代の学びの体験をクリティカルに振り返り、将来何をすべきか書く書類も、社会科の中学卒業論文などの機会で十分に培われる。

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(コミュニケーション授業のシーン)

☆また、コミュニケーション授業やドラマエデュケーション、プロジェクトアドベンチャーなどのアクティブラーニングは、ダイバーシティの中でいかにリーダーシップを発揮するか、チームワークをいっしょにつくっていくか、知的サバイバル能力を高める。

☆何より、海外研修ををはじめ、国内外の環境で学ぶチャンスも多いが、そこでOBはリスクテイカーとして挑戦する勇気と自信を獲得したという。

☆今、東大自身がスーパーグローバル大学として体質改善をしようとしている。海外大学にいかなくても、東大にはいれればそれでいいではないかと考える人もいるだろう。

☆しかし、3100人の募集に照準を合わせて学ぶのは、競争を煽り、本来の学びにかける時間を奪うことになる。

☆東大にはいるための技術を身につけた生徒は、東大にいけばよい。海外大学にはいるための技術を身につけた生徒は海外大学に行けばよい。

☆そこまで身につけた生徒は、早慶上智などは当たり前のようにはいる。それはすでに同学園の大学合格実績が証明しているから説明するまでもない。

☆海城の生徒の中で、いわゆる日本の大学合格指標である偏差値の高い生徒は東大・京大に進めばよい。それ以外の生徒は、海外の世界大学ランキング100位内の大学にどんどん進めばよいのである。

☆結局偏差値指標は、将来の扉を開かない。東大、京大に進んだ人材と同レベルの海外大学に進んだ人材とでは、収入や世界への貢献度は、逆転さえしているだろう。

☆ちなみに、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(TIMES HIGHER EDUCATION、略称THE)世界大学ランキング2014-15年によれば、次のようなランキングになっている。

22位 ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン、英国
23位 東京大学、日本
40位 キングス・カレッジ・ロンドン、英国
59位 京都大学、日本

☆海城学園の教育は、未来の選択肢を広げる教養がベース。世界大学ランキング100位内に東大、京大は入っているものの、海外の大学の知的ネットワークの形成の戦略では圧倒的に負けている。

☆未来への見通し、世界への視野、ハードパワーからソフトパワーへ仕事がシフトしているリアリティを有した保護者は、海城学園の魅力を感知できる洞察力を持っているということなのだろう。

P.S.

なお、日本のグローバル教育政策について、最新の事情は、海城のグローバル教育部の「グローバル通信8号」にまとめられている。

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