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工学院大附 突き抜けるグローバル学習へ 平方校長

10月12日の打ち合わせに工学院大附を訪れた。すると、校長室には高3の生徒の面談だったり、教頭や教務主任、研修部主任が嵐のごとくやってきて思考コードの6年間のフローチャートがどうのこうのとか、11月の授業参観で新機軸を!とか、打ち合わせでどころではなかった。

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☆そうこうしているうちに、図書館の司書教諭有山先生のところに訪ねてほしいと頼まれ、訪れてみた。

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☆首都大東京の渡邉英徳准教授が、工学院の高校生とプロジェクトを行っていて、もっと大きくするために、全校生徒に広報にきたのだと、プロジェクトメンバーと何やら打ち合わせをしていた。

☆どうやら、首都大学東京 渡邉英徳研究室と朝日新聞社が、1964年東京五輪から50年を迎える今年、共同で報道写真アーカイブ「東京五輪アーカイブ 1964-2020」の制作をスタートし、本日10月8日から公開したということのようだ

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☆さらにサプライズだったのは、朝日新聞によると、制作メンバーは以下のようなのだと。

■ 渡邉英徳,井口香穂,木村汐里,佐野大河,長濱啓輔(首都大学東京)
■ 朝日新聞フォトアーカイブ
■ 有山裕美子先生,纓坂誠先生,石橋樹,岩澤佳生,菅野友彦(工学院大学付属高等学校)

☆プロジェクトとはこのことだったのか。高大連携どころか、企業とも連携しているではないか。

☆そしてLHRで、プロジェクトメンバーは、渡邉先生とともに、全校生徒にこのプロジェクトに参加してほしいとPRした。

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☆もともと渡邉先生は、ヒロシマのアーカイブと原爆の被害にあった方々のインタビューをネット上に埋め込み、擬似ドキュメンタリーを高校生と編集してきた。

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☆それを、東京オリパラに向けて、工学院大附の高校生と東京バージョンを創っていこうということのようだ。

☆歴史は国が作るだけではなく、パーソナルな想いや感情が、メディアで生徒たちが編集していくという過程で、パブリックな歴史に変換するという壮大な学習である。

☆平方校長は、

「日本語でグローバル教育というけれど、あれはおかしいよ。英語ではグローバル・ラーニングというのにね。グローバルとは、同時代の全球範囲のみを示しているのだろうか?渡邉先生のように時代の違う地図やアーカイブを積み重ねて比較してみる時間軸も含まれるのではないか。教養とは共時的な多様性ばかりではない。通時的なパラダイムの推移も見通すことだろう。大局的というのは、生理的視野をのみを示すのではない。時代を超えたり、目に見えないものを見通すことも含むのだよ」

☆とにも、突き抜けるグローバルな学びへ突入していた。12日の打ち合わせはもはや不要だった。

☆それにしても、このアーカイブを活用した授業は、かつて開成の生田先生が、古地図を探してきて行っていた学びの方法に類似している。今はICTというイノベーションで、開成以上の学びの質を工学院の生徒が体験できてしまう。

☆学歴ピラミッドの崩壊は本当にやってきたのではないだろうか。

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