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2015年中学入試話題校【10】開成

☆開成は、2年連続ハーバード大学をはじめ世界大学ランキング100以内の海外大学入学者を多数輩出。柳澤校長は、各所で講演に招かれた。

Kaisei

☆しかしながら、だからといって同校自体が脱東大ピラミッド大学へというわけでは全くなく、依然として東大ピラミッド大学のトップのポジショニングをいかに保守するかでよく、それについて、考え直す議論が、学内で活発化するということはない。

首都圏模試センター「統一模試・志望校別度数分布表」から作成した志望者数の推移を見ればわかるように、10月、11月は9月に比べ志望者が減っている。しかし、これは御三家レベルの中高は、すべてSAPIXにほぼ独占され、SAPIXの公開模試に流れた結果であり、開成志望者が激減したということではない。

☆これは四谷大塚や日能研の公開模試でも同様の傾向が見られ、首都圏模試の固有の現象ではない。

☆つまり、東大ピラミッド大学の頂上を狙うことで当面日本でサバイブできるという価値志向の受験生の家庭は、SAPIXに流れる。

☆しかし、上記推移表のように流れない受験生もいる。この受験生こそ開成に入ったら、今のところは開成の中でまだまだ数少ない脱東大ピラミッド大学グループなのである。

☆このようなイノベーティブな高偏差値層が、開成に入学することは、今後の日本社会の明るい方向転換に大いに寄与することだろう。

☆おそらく、3模試のデータを見れば、開成入学者の中の20%は、脱東大ピラミッド大学を志向する価値観を持っているはずである。

☆そこに未来を期待したい。それにしてもどの模試を受験するかで、子どもの将来の価値志向がくっきり映し出される時代がやってきたとは感慨深い。

☆だが、しかし、もしも首都圏模試の受験生のうち御三家クラスを志望する生徒が増えたとしたらどうだろう。受験市場の価値志向が大きく変わることを意味するのではないか。

☆首都圏模試センターは、未来の方向性を予測する重要なマーケティングデータの集積拠点となるだろう。

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