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三田国際インパクト(5)エピソード

☆今回の三田国際の午前と午後の中学、高校のそれぞれの説明会は、初めて参加した受験生の説明会会場とリピーターのための説明会会場、キャンパスツアー、個別相談と複雑なプログラムになっていた。

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(今井先生をはじめ多くの先生方が柔軟に移動してスピーチをした)

☆しかし、参加者は、そんなバックステージの柔軟かつ俊敏な動きを先生方が一丸となって行っていることは気づかなかっただろう。ち密に計算し尽くし、それでも不測の事態がおきたら俊敏に臨機応変に動いたのである。

☆説明会の舞台は、万事良好に動いた。もし役割分担で縦割りで動いていたら、先生方の人数では足りなく、プログラムの動きが緩慢になり、参加者に不安を与えたことだろう。

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☆水たまりができれば、それを除去する作業までする教師。生活指導部長という役職者でも、いやだかろこそ、おもてなしの気遣いがあるというジェントルマン的発想が実証されているシーンである。

☆また、聴くところによると、高校入試の説明会開演の時間まじかに時雨が降ってきたので、傘をもっていない参加者もいるだろうと、学園にある置き傘の束をかかえて用賀の駅にかけつけた教師もいたという。

☆この時期に風邪やインフルエンザにかかっては困るだろうという気遣いであるが、相手の行動を予想する対話的理性という気遣いが発動したのだろう。

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☆そして、最後の個別相談のプログラムになって、終了したのが午後7時すぎだという。高校の説明会は14時30分から開始されたから、5時間弱の説明会となったわけだ。

☆もし道具的理性で判断したら、時間となったので、ここでおしまいということになっていただろう。しかし、先生方は誰ひとり帰ることなく、最後まで対話し、見守った。

☆終了後の振り返りが、職員室で行われたはずだ。ヘロヘロになりながらも、達成感とコミュニケーション的合理性の雰囲気に満たされながら、社会構造的に痛みを抱いている才能の持ち主をこれからも応援しようと、一本締めをして家路にむかったに違いない。


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