高校入試を考える【01】まず、かえつ有明から旅立とう!
☆結局、簡単に言うと、みな恐怖、不安、絶望をかかえている。そんな短絡的なと、この社会現象下で、言い切れる人はどれくらいいるだろう。いや大人も同じではないかと語る洞察力をもった人の方が多いのではないか。問題はシンプルだが、現象は複雑だ。
☆国家レベル、地域都市レベル、組織レベル、チームレベル、個人レベル、そして精神レベルで、この恐怖、不安、絶望から逃れる言動が問題を引き起こしているのは火を見るより明らかだ。
☆これを食い止めるには、あらゆるレベルで、Mindfyするしかない。多くはこのM-fyはいろいろな形に変化する。こんなふに。Materialfy(モノ化)、Moneyfy(カネ化)、Morefy(ヨク化)、Microfy(コダワリ化)、Macrofy(コダイ化)・・・。
☆恐怖、不安、絶望の頭文字をとって≪fad≫と名付けよう。あらゆるレベルで、この≪fad≫から発出するM-fyのメタモルフォーゼ。でもどこかで、ギリギリ最後には、Mindfyしなくては。そのとき希望と自信が生まれるのだから。
☆もし社会に突入する前に、Mindfyできたなら、それは得難いことだし、ハッピーなことなのだ。だから、高校入試は大事。この準備を中高一貫校はできる。しかし、高校入試からスタートする生徒もいるだろう。そのとき、考えなくてはならないのは、Mindfyできる高校なのか、≪fad≫ベースの受験勉強をしなければならないのかということである。
☆このことをちゃんと述べる人はあまりいない。日本全体が東大学歴ピラミッド社会の枠組みになっていて、高ストレス社会であることに気づいていないか、気づかされていないからだ。ゆでガエル状態なのだ。
☆そんな状態や枠を解除してMindfyすれば、本当に自分のやりたいことをやりたいと思い、内発的インセンティブによって、世界大学ランキングの高いところでさえも(東大・京大も含めて)、進学することが可能。
☆難しいだろうとか、たいへんだろうとか、そんなことは関係ない。内発的インセンティブは、そんなことは喜びに希望に幸せにModifyしてしまう。
☆さて、そんな高校はあるのか?ある。結構ある。まずはかえつ有明の先生の次の言葉を紹介しよう。上記写真の説明書きだ。
高校新クラスのコンセプトのひとつでもある「テーマを中心に置いた教科横断型授業」が、かえつ有明全体に広がりつつある。
11月29日(土)『教科横断型研究授業』(2/18実施予定)に向けた第1回ミーティング『語り場』が開催された。
かえつ有明中学校では「サイエンス」(一般的な科学とは別物)という教科で様々な情報収集法や読解法、表現法を習得させている。
さらに、このスキルをハブにして各教科を有機的につなげていくことを目指している。
『教科横断型研究授業』とは「サイエンス」で習得したスキルを一般教科内でどのように活用しているのかを共有したり、また、その発展として他教科とコラボレーションしてひとつの授業を創造したりする、かえつ有明学内の研究発表会のことである。完全自主参加制にも関わらず続々と先生たちがミーティングルームに集まる。その数ざっと30人、ネイティブのティーチャー達も現れ、活気あふれる場となった。
予想以上の多さに、急きょOST(オープンスペーステクノロジー)の手法を使って語り合いたいテーマで小グループに分かれ、議論が始まる。
当日は帰国生入試の為、朝7時前から業務に当たっていたにも関わらず、そんな様子を見せることもなく熱い議論が続いた。
「他教科との共通項」を見出だし授業の具体案を詰めるグループ、「そもそも横断的に授業を組み立てる意義は何なのか」を熱っぽく議論するグループ、「文化・歴史的背景から生じた学び方学ばせ方の違い」を楽しそうに語り合うグループと様々であったが、日常ではなかなかできない『教育への熱い想い』を互いに共有し合っていた。
熱い議論は止まることなく、気づけばスタートから約3時間が経過。まとめとしてグループでの議論を簡潔に発表すると、スタート時には「見に来ただけです」と言っていた先生も「自分が授業をやりた~い」と思わず宣言。それだけ安心して表現できる場であったことがわかる。
創造の場に必要不可欠な「安心安全」を創り、体感することが「創造的な授業」をうみ出す第一歩になる。
今回の『語り場』はそんな場であったのだと思う。これから授業の具体化が始まる。
一人で他教科(サイエンス含む)との横断にチャレンジする者。
複数人で一つの授業作りにチャレンジする者。
どのような授業案が出てくるのか楽しみである。『新しい学びの場』が有明の地で産声をあげているようである!!
☆このかえつ有明の教師のMindfulな状況こそ、生徒と共振する波動。かえつ有明の教育がなぜ熱いのか。それは生徒1人ひとりが背負っている≪fad≫をMindfyする学びのプログラムを、教師がこうして試行錯誤する時間をシェアしているからである。
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