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2015年中学入試直前志向性(2)

☆もともと21会は、大学入試改革一体型のグローバル学習指導要領改訂を予想したり見据えて、21世紀型教育を推進しようと立ちあがったわけではない。1989年のベルリンの壁崩壊後遅々と進まぬ世界情勢、今後世界がどうなっていかなくてはならないのか、そしてそこでサバイブする未来からの留学生が乗りこむ「宇宙船」はいかなるものか議論していたというか飲んでいた時、2011年の秋の夜長だったと思うが、に一気にやろうとなった。

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☆そして、少しずつ同志を集めていった。21世紀型教育の市場を創出するには、グリットの塊を胸に持ったリーダーが気持ちを一つにしなければならないからだ。

☆同じスタイルのものをつくろうなどというわけではないから、コンセプトだけシェアし、具体的なアクションは各学校がやるわけだ。

☆ただし、それぞれ得意不得意はあるから、補い合い協力し合うという柔軟なチーム。

☆新市場創出は、市場進化論でいうところのキャズムや溝を埋めたり、架け橋をつくったりしなければならない。それには、リーダーシップが極めて重要。

☆21会のメンバーのうち、理事長、校長、副校長、教頭、部長のリーダータイプを分析したものが上記表。一般にどれ一つとっても当てはまらないリーダーが多いのが学校だ。

☆ところが、21会に集まってくる先生方は、複数のタイプがあてはまる。それぞれのタイプが複合して、リーダーシップを形成しているというのが理解できるだろう。

☆そうそう、この分析は私の独断と偏見で、もしかしたら大いに叱られるかもしれないが・・・。

☆それはさておき、こうして分解して、今度はあわせてみる。

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☆すると、共感タイプが高くなる。そしてノブナガタイプが低くなる。21会のリーダーシップは、互いに協力すると共感・発想・対話・哲学のリーダーシップの側面はパワフルに機能するが、戦略的なところはまだまだ足りないということになる。

☆一般的な戦略は、もちろんみな得意だが、新地平を切り開く戦略は、ノブナガ的力を発揮する必要がある。ノブナガの当時の日本は、中学入試においては従来の受験市場である。

☆ノブナガは、そのとき海外から新しい知見や技術を引き込んだ。そういう洞察力に富んだ、最強のイノベーターだった。

☆しかし、それは日本をイエズス会の手によって翻弄させてしまうリスクもあった。イエズス会は、スペイン艦隊にはやく日本に来るように手紙を出していた。

☆運よく、スペイン艦隊はイギリスに撃破される。かといって、平和になったかというと、まったくそうでないことはご承知の通り。

☆21会のリーダーの先生方も、学内での改革だけではなく、外で起こっている改革や変動をどのように取り込むか、そこの戦略に迫られている。

☆そんなときに、強力な支援者が現れた。それが首都圏模試センターである。首都圏模試センターにとっても、リスクは高い。従来型受験市場をターゲットにあてるだけのほうが楽である。

☆しかし、代ゼミに象徴されるように、従来型の受験市場そのものがパラダイム転換を迫られている。サバイバルと新市場の覇権を握るための戦略を仕掛けるのは、市場進化論から考えても妥当であるが、その意思決定をするには勇気がいる。

☆首都圏模試センターは、新市場創出を、21会に限らず、多くの学校に呼びかけ、セミナーも次々と仕掛けた。なぜそういう動きになったのかについては、多くを語りたいが、それについては、来春の入試が終わってから=2・22のセミナーで、先生方と北氏が大いに語ると思う。

☆さて、来年は、実はこの新市場創出には、さらにもう一つ大きな波を乗り越えなければならない事態が発生する。

☆それは、クラウドファンディングが仕掛けてくるクリエイティブクラスの自在に操るICT創造機動力と20世紀型道徳やルーチンをぶっ壊すアンチ道徳というニーチェの系譜と権威をあざ笑う魔女の系譜との一戦である。

☆ここをどのように切り抜けるか、できなければ、新市場そのものが崩壊するだろう。キャズムを補正する架け橋ができない。

☆つまり、いよいよタレント、テクノロジー、トレランスという3Tの決戦となるのである。

☆いずれにしても、受験生・保護者のみなさんは、学校説明会で校長、教頭クラスの先生が話すのを見ていれば、どのタイプがあてはまるかおよそ見当がつきます。

☆ソクラテスタイプか?ジョブスタイプか?モモタイプか?ノブナガタイプか?サンデルタイプか?

☆意外と一つも入らないでしょう。なぜか?たとえば、K学園の校長。素晴らしい人だけれど、どのリーダータイプでもない。いわゆる学者です。学者の中でリーダーシップを発揮することはあるでしょう。

☆でも、ここで紹介しているリーダータイプは、世界を変えるリーダー素養。中高の先生に求められるリーダーシップは、世界を変えるステージでの話だということを忘れてはいけないということ。

☆今の大学のプログラムの問題は、学者養成のプログラムを全員に課していること。大昔はそれでよかった。しかし、今は全員が学者になるわけではない。

☆その点、中高はわかりやすい。社会や世界で貢献する人材を輩出すること。社会や世界で貢献できる人材は、創造的タレントを持っているか、イノベーティブなテクノロジーに優れているか、多くの人の心を動かせる深いトレランスを有しているか。

☆すべてを備えている必要はないし、またできない。足りないところは互いに補い協力し合う。アクティブラーニングの本当の必要性は、ここにあるのである。

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