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2015年中学入試話題校【26】聖徳学園 ICTベースのアクティブラーニング!

聖徳学園は、私学の中でもICT教育先進校であり、グローバル教育先進校である。タブレットと電子黒板を活用したアクティブラーニングとハイレベル英語の教育は、今世間で騒がれ、注目されている大学入試改革一体型の学習指導要領改定の路線の先を歩んでいる。

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☆今回、11月と12月2回にわたり同学園の山名先生の総合学習の授業を拝見した。その時の模様は、21会サイトに掲載したのでご覧いただきたい。

21会→聖徳学園 グローバルリーダー育成ICTプログラム

☆外から見ていると、電子黒板とタブレットが連動していて、その際にジグソー法というアクティブラーニングの1タイプを行っているから、なるほど学習指導要領改定にむけて、すでに準備に入っている公立のモデル校や21会校のような授業改革に相当するというのはすぐにわかる。

☆しかし、授業の展開は、特に公立のものとは一味も二味も違う。というのも、山名先生ご自身、米国で心理学を学んできているから、この手のアクティブラーニングはお手の物であるし、英語でやろうと思えばできてしまうほど。

☆だから、米国流のリーダーシップを形成する集団思考法を自然と活用している。

☆今月のハーバード・ビジネス・レビューでも、リーダーシップを形成するには、集団の情報の非対称性(隠れたプロフィール)をどのように公平にシェアしていくかと同調圧力に屈しないクリティカルシンキングや斜めから思考発想するクリエイティブなチームをどのように作っていくかなどが論じられていたが、まさにその要素を授業の中に盛り込んでいるのが山名先生だ。

☆そして、この隠れたプロフィール問題は、コンピュータを介したコミュニケーション(Computer-MediatedCommunication:CMC)と対面状況(Face-to-Face:FTF)のバランスをどのようにとっていくかにある程度解決されるのではないかとアカデミズムの世界でも注目されていることを、さりげなく授業で展開しているわけだ。

☆アクティブラーニングの問題は、参加者が議論するがゆえに、そのコミュニケーションの達成感や満足感などのフィーリングでとどまり、次の新たな、つまり、本当の問題に飛べない、あるいは掘り下げられないところにあるのだが、そこを山名先生は、子どもたちに気づきのヒントになる「問いかけ」で世界に導いている。

☆それなら、今までの講義形式でよいではないかと、すぐに反論がくるのだが、これはいくら教えても、本当の問題に取り囲まれていることを子ども自身が実感しない限り、どこまでも他人事だし、客観的な事実の知識を記憶するに過ぎない行為なのである。

☆しかし、今子どもの周りは、協力しなければ突破できない問題が取り囲んでいるし、しかも最後は自分自身が意思決定しなくてはサバイブできないグローバルな時代に突入している。

☆他人事や客観的な向こうのことがらなどではすまし顔ではいられないのである。いま、ここで突破しなければならない問題にぶち当たっているわけで、講義形式の知識伝達型の授業は、実際残念だが、無力なのである。

☆そんなことは、起業家精神、マネジメントマインド、リーダーシップ、メンター、コミュニケーション、問題解決能力、デザイン思考、システム思考などのサバイバルスキルを要求されている大人の話で、子どもの話ではないだろうという教師もいる。

☆そんな教師は、自分がグローバルでクリエイティブな政治経済社会がすでにきているのに、そこで働くイマジネーションが持てないから、そういっているだけで、すでに保護者と教師の間に、グローバル時代の情報の非対称性が生まれている。

☆そんな情報不足の学校を選んだら絶望的である。山名先生の授業は「希望の私学」を探す時の大きなヒントになろう。

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