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2015年中学入試話題校【27】横浜中 神奈川エリアグローバル教育先進校へ

首都圏模試センターサイトに、横浜中の情報が発信されている。

来春2015年入試から神奈川では初めて「適性検査型入試」を実施する横浜中学校[一貫コース(横浜市・金沢区。男子校)]が、来週末12月20日(土)9:00から、「横校まるごと体験日 入試問題体験と学校説明会」を実施します。

☆神奈川エリアで、初の「適性検査型入試」というのに、改めて驚く。神奈川エリアの多くの私学は、保護者の価値観を無視していることの顕れである。中学受験生の保護者はみな、子どもに東大学歴ピラミッド社会で椅子取りゲームをさせたいと思っているのだろう。

☆ところが、中学受験生をもつ40代前半の保護者は、どちらかというと、グローバル社会の中で、起業家精神だとかクリエイティブエコノミーとかいう、グローバル大学が育成している人材になることを要求され、その要請に果敢に立ち向かっている方の方が多いだろう。

☆そのようなイノベーティブな保護者は、多摩川を超えて東京エリアに行ってくださいということなのかもしれない。実際、田園都市線などは、多摩川を超えて2駅目は、三田国際の最寄りの駅。

☆来年二子玉川に楽天の本社機能が移転してくるということもあって、この江戸から明治にかけて大名、政財界人の別邸エリアは、再び活況を帯び、起業家精神とクリエイティブエコノミー志向の層が集まってきている。

☆彼らは、こぞって三田国際の説明会に参加。そこで驚愕し、嬉々となる。学校の教師が、自分たちと同じ起業家精神に富んでいて、クリエイティブエコノミーを好み、同期してくれているではないかと。“Soul”のシンクロを感じて参加者がどんどん増えている。

☆さて、横浜中の最初のペンギンというチャレンジは、そのこと自体が起業家精神の顕れなのだ。もちろん、適性検査と思考力テストでは、質的な違いはあるが、とにも知識偏重型ではなく、思考力重視の教育を標榜したのだから、神奈川エリアでは得難い学校のひとつとなろう。

☆横浜中はスポーツ王国でもあり、しかもグローバルアスリートを多く輩出している。松坂選手も有名だが、学生日本一、数々のMVP、日本代表メンバーとして世界でも活躍するスーパーQB菅原選手も横浜OBである。

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工学院の体育科の先生が、実は体育は身体知としての思考力を養成する教科として今後ますます重要なのだと学校内研修でスピーチされていた

☆つまり、基礎体力作りは、スポーツの知識を身体化する段階。スキルトレーニングは、その身体化した知識を活用する段階。練習試合は、身体化した知識を実践の中に応用する段階。そして本番の試合は、応用してきた身体知を分析し、弱みを見つける段階。弱みを見つけたら、それをさらに強みに変えるにはどうしたらよいか統合する段階。こうして強化してきた力は、最終的にはグローバルな舞台での試合で活躍することになるが、もはやそこではイマジネーションと瞬時の身体知の反応が連動していなくてはならないのだと。

Taxonomy
☆スポーツにもブルーム型タキソノミーは適用できるのだという、目からウロコの発想はおもしろかった。

☆それはともかく、これは横浜中でも同じことだろうし、まして実際にグローバルアスリートが多数輩出されているのだから、そのシステムを工学院の先生のように顕在化すれば、すべての生徒が学びの方法や学ぶ意欲を体得できるようになるはずだ。

☆そのためには、思考するコトにワクワクするような生徒が欲しいという想いは了解できるではないか。今回の適性検査型入試は、横浜中のグローバルアスリート形成のノウハウの反映だろう。

☆入試問題は学校の顔であるからだ。神奈川エリアで、本格的なグローバル教育を実践する学校の1つとなるのではなかろうか。

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