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2015年中学入試話題校【41】東京女子学園 本格的アクティブラーニング(1)

☆今月、総選挙で自民党が大勝し、グローバル人材育成のための教育による日本経済の立て直し路線は、変わらず驀進することとなった。

☆それゆえ、グローバル大学入試改革一体型のグローバル学習指導要領改訂作業もますます加速することになる。つまり、一斉授業からアクティブラーニングへの授業改革がますます注目されるようになる。

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☆その意味で、東京女子学園の長年にわたり実践してきたコミュニケーション中心のプロジェクト型学習は、その先見性・先進性が見直される時がきた。

☆校長補佐辰巳先生は、次のように語る。

「グローバル、アクティブラーニングという言葉を聞かない日、見ない日はないくらい今年の後半は世の中にあふれるようになりました。それは、私たちの今までの教育が認められたという意味にもつながり、それはそれで心強いのですが、私たちは長い時間を積み上げ、試行錯誤を繰り返し、なんといっても教員同士、生徒との対話も続けながら、このような学びが効果を発揮するように積み上げてきました。

ですから、心配なのは、アクティブラーニングをやれば、効果がすぐにでると思われることです。どのような学習方法も、実は私たちががんばるから効果がでるのであって、その逆ではないのです。

東京女子学園はコミュニケーションを大切にしていますから、それを教育実践の中で貫いていくと、授業においてもアクティブで、インタラクティブで、クリエイティブなスタイルになるわけです。それが結果的に、最近、文科省が推奨しているアクティブラーニングというスタイルにあてはまるということだけです。

スタイルが先にあるというより、核になる生徒の成長を促進するための教育の目的やビジョンがあり、それを実現するという強い想いや意志があって、有効な方法を創意工夫してきたら、アクティブラーニングになったということが本当であり、アクティブラーニングを導入したら、効果があがったということとはだいぶ意味が異なります。

よくアクティブラーニングをやってどんな成果がでるのですかと質問されますが、そのようなマニュアル発想では、おそらくアクティブラーニングをやっても効果的ではないじゃないか、やはり知識を教え込まなければダメなのだと本末転倒なことになりがちです。

教育は物質的な因果関係で語ることはできないというのが校長實吉の哲学です。教育は強い意志、本質・本物を求める強い想いが生徒の成長につながるわけで、学びのスタイルという現象はその結果にすぎないといつも語っています。

現象というスタイルを追っても、そこには本質がないわけですからね。本質が現象を生み出すのであって、現象が本質まで生み出すわけではないのです。少し考えればすぐにわかるはずなのですが、目先にとらわれる短期思考が現象に飛びついてしまうということになるのは、世の常です。

私たち私立学校は、本質から出発しますから、長期的な発想でやらざるを得ません。そこを大切にする教育改革が、大学入試改革一体型の学習指導要領改訂作業であってほしいと期待しています。」

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