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2015年中学入試話題校【42】東京女子学園 本格的アクティブラーニング(2)

☆東京女子学園のアクティブラーニングといえば、いつもメディアに取り上げられるのは、同校独自の英語教育「ワールドスタディ」。そして「キャリアガイダンス」

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(ワールドスタディでは、iPadも活用して、日本の文化を世界に紹介するプレゼンパフォーマンスを編集したりもする)

☆「ワールドスタディ」も「キャリアガイダンス」も、生徒全員が体験するアクティブラーニングの授業。今話題の日本の教育改革では、教師によってやったりやらなかったりということが起こると予想されるが、大切なことは、生徒が全員学びの共通体験としてアクティブラーニングに取り組める環境をつくることである。

☆東京女子学園には、英語とキャリアデザイン以外にもアクティブラーニングが実践されている。それは、中2の「江戸学」と中3の「模擬裁判」のアクティブラーニングである。今回は、中2の「江戸学」アクティブラーニングのフィナーレであるプレゼンテーションのシーンを見学した。

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☆社会科見学の一環として、江戸東京博物館にリーサチに行くところから、このアクティブラーニングはスタートしている。生徒は夏休みからチームで協調しながら調べ、テーマを掘り下げていく。

☆ある意味、江戸をフィールドワークするような感覚の博物館訪問であるから、生徒は好奇心をいだいたものを、文献やインターネットで調べたりしていく。その過程で、さまざまな問いが立ちあがり、たんなる調べ学習とは異なる次元の学びになっていく。

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☆チームによってテーマはいろいろである。江戸のゴミのリサイクル、参勤交代、江戸の情報、年中行事、江戸の娯楽、日常生活、江戸の治安・・・など多様なテーマを学び、プレゼンによってシェアするから、多角的なものの見方・考え方が自然と身につくようになっている。

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☆この多角的なものの見方。考え方は、「ワールドスタディ」や「キャリアガイダンス」でもとても大切にされているアクティブラーニングの効果の1つである。というのも、同校の海外研修旅行を通して、ダイバーシティの感覚を強く感じてくる生徒が多いが、多様性の調和は多角的なものの見方を前提にコミュニケーションしなければ形づくることができない。

☆今年生徒会でも活躍してきた高3生が、公募推薦ですでに慶應義塾大学進学を決めているが、高2の時にインタビューしたとき、「オーストラリアの研修で、多様性を尊重し、平和をつくっていかなければという使命感を強く感じた。小さなコミュニケーションが大きな力になるから、もっと英語を学んで、世界の平和に貢献したい」と語っていた。

☆この生徒の活動やことば、そして大学合格の学びのプロファイルは、まさに東京女子学園のアクティブラーニングの環境の成果としての1つのエビデンスだろう。

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