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なぜ日本の教育は混迷するのか?し続けるのか?

☆とにもかくにも、日本の教育改革は、進みはするが混迷も深まる。グローバルリーダーとかグローバル人材を育成したい、そのためにアウトプット型のアクティブラーニングにシフトしたい。そこまではよい。

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☆ところが、実行段階になると、グローバルリーダーを育成できない、グローバル人材も育成できない、アクティブラーニングはうまくいかないということになる。

☆従来も教育改革は成功したためしがなかったが、経済は成長、もしくはなんとかなってきたから、教育は浮世離れしていればよかった。しかし、今度ばかりは、教育改革の失敗は、財政赤字下で税金をかなりつぎ込むだけに、大きなダメージになる。

☆なぜそうなるかというと、総合学習やアクティブラーニングなどの理論のせいではないのだ。教育は金じゃないという久しい間幻想を抱いてきたからなのである。

☆本来、モチベーションとインセンティブは両輪であるはずなのに、教育は金じゃないという考え方が、モチベーションだけで教育を語ることに終始してしまった。

☆そして、教育は金じゃないという一元的価値観が、経済=金だという人間の生活を拝金主義的なものとみなすイリュージョンをつくってしまった。

☆だから、インセンティブなしのモチベーションをと間違った道徳をふりかざすようになった。冷静な判断ができなくなって、戦争を起こして失敗してしまったときに非常に酷似している。

☆たしかに、お金や物資的インセンティブは、価値が逓減するから、そのインセンティブ低下に伴いモチベーションも減少する。

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☆だから、インセンティブなんかから解放されて、モチベーションを増大しようとなる。しかし、インセンティブなきモチベーションはあり得ないのである。

☆「〇〇インセンティブ」を燃やして「~モチベーション」エネルギーを生み出すのである。

☆この「〇〇インセンティブ」が、精神的イノベーションのとき、「~モチベーション」はどんどん増大する。

☆しかし、この「〇〇インセンティブ」が、物質的イノベーションのとき、「~モチベーション」はどんどん減少し、衰退する。

☆公立学校のほとんどは、インセンティブを忌避するから、国家の予算配分を狙う企業では、リーダーシップを発揮できたが、起業家精神が重要なグローバルな世界では、まったく歯が立たない受験勉強エリートばかりが養成される。

☆だから、法制度上、インセンティブを無視できない私立学校に希望を期待しなければならなくなるのである。

☆インセンティブをタブー視するモチベーションのみを重視する教育心理学というアウシュビッツが公立学校である可能性がある。もちろん、一部の公立中高一貫校や進学重点高校である都立高校のようなところは、名誉という保守的精神的インセンティブがあるから、サバイブできる。

☆他の公立学校は、統廃合され、自己否定感という名の低いモチベーションの心的状況に追いやられるのだ。

☆それでも立ちあがろうとしない日本国民。官尊民卑が風土としてすっかり根付いてしまっている。

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